海震とは?海上で感じる地震動!対応方法はあるの?

海震(かいしん)という言葉をご存じでしょうか。

これは船舶が、海上で感じる地震動のことです。
海などに出る人にとっては、体験したことのある人も
いるかもしれません。

基本的に、陸上で生活している人にとっては、
ほとんど関係のないことではありますが、
仕事で漁に出たりだとか、
そういった人たちにとっては関係のあるお話になります。

また、観光で船などに乗ることがある人にとっても、
決して無関係ではない現象ですね。

それでは、海震について説明していきましょう。

スポンサーリンク

どのような現象なの?

簡単に言えば、海上で感じる地震、ということになりますね。
震源から海中を伝わってきた揺れを、船舶の上で感じる
状態です。
陸上で感じる地震とは異なる感覚の揺れを体感することに
なり、場合によっては船に損傷を与える可能性もある
自然災害になりますね。

あまり一般的には知られていない言葉だと思いますが
船での活動が多い方にとっては大切な知識になります。

また、地震と同じように、強さを示す
海震の階級なども存在しており、
海の上で生きる人たちにとっては、
恐るべき事象の一つと言えます。

揺れはどんな感じ?

海の上で感じた地震は、陸上の地震とは
感じ方が異なるものになるようです。
短周期の上下動が激しい揺れ方となり、
縦揺れを主に感じるような揺れ方になるようです。

ただし、海上では、少なからず船は上下動を
しているため、海震であると気付かなかったり、
過去の事例ではエンジンのトラブルと錯覚した、
という報告もあるようです。

場合によっては、強い揺れを感じることも
あるそうです。

海震階級も存在しているようですが、
これに関してはほとんど情報がなく、
あまり一般的には広まっていない階級制度になります。
陸上における地震の震度と同じように
海震にも階級がある、ということになりますね。

スポンサーリンク

被害を受ける可能性は?

海震による被害と言うものは、ほとんど耳にしませんが
まったく0、というわけではないようです。
過去には船がバラバラになってしまったような例も
あるようですし、
そうではなくても、船の一部が破損してしまうようなことは
実際に起こりうることのようです。

海上での揺れですから、なかなか回避するのも難しいですし、
一度揺れに晒されてしまったらどうすることもできませんが、
一応、被害を受ける可能性も0ではない、ということは
覚えておいた方が良いでしょう。

影響を受ける範囲は狭い

海震による直接的な影響を受ける範囲は狭く、震央の真上、
もしくは震央の周辺に限られるようです。
そのため、海震の影響を受ける範囲としては限られています。

ですが、地震がいつどこで起きるか分からないように、
この海震についても、いつどこで起きるか分からない、
という点に関しては同じことが言えます。
どんなタイミングで起きるかも分かりませんし、
地球の地震活動を予知することは、現時点では困難です。

影響を受ける範囲は狭いですが、
それでも、海に出ている以上、誰にでも
影響を受ける可能性はありますから、
そのことは覚えておかなくてはいけませんし、
注意しなくてはいけません。

身を守るためにはどうすれば?

海の上での揺れになりますから、
身を守るのはなかなか難しいです。
陸上で地震と遭遇した際とは違い、
落下物などに関しては、よほど大きな船でなければ
問題はないかと思います。

が、船自体の損傷だとか、そういう部分には
注意しなくてはいけませんし、
外に居る場合に関しては、揺れによって
海に投げ出されてしまったりだとか、
そういう部分に関しても、注意しなくてはいけません。

船へのダメージに関しては、責任者などの指示に
従って、しっかりと対応していくようにしましょう。

また、大きな振動だった場合、
地震がどのような場所で発生したものなのかを
しっかり確認するようにしましょう。
地震の震源地によっては、津波が発生する可能性もあります。
津波に飲み込まれれば、船はひとたまりもありませんから、
なるべく早い段階で陸地に避難し、高所を
目指す必要があります。

スポンサーリンク

陸地で生活している場合は…

陸地で生活している場合に関しては、
海震を体験することはありません。
陸地に伝わる揺れは「地震」になります。

そのため、観光で船に乗ったりだとか、
海の上で仕事をしている方以外については
それほど気にすることではありません。

海震を気にするぐらいであれば
地震についての安全対策を学んでおいた方が
良いでしょう。

ただ、漁師の方や、その他の、海の上で
色々とすることがある方に関しては
”そういうことも起こる”ということで、
知識を身に着けておいた方が良いでしょう。

何も知らないと、いざと言う時に、
パニックになってしまったりり、対応できなくなって
しまったりする可能性もあります

まとめ

一生を陸地の上で過ごす人も居ます。
そういった方にとっては、この海震は特に
気にする必要のないものですが、
船旅をよくする人や、漁で生計を立てている方などに
関しては、海震についても知っておいた方が良いでしょう。

船への被害が必ず生じるものではありませんが
過去に損傷を受けた事例などは実際に存在しているので
そういったことになってしまわないように、
注意しておく必要があります。

ただ、船へのダメージはどうにもならない
場合もありますから、その後の行動をしっかりと
するように、心がけておきましょう。

タイトルとURLをコピーしました