地震発生時にコンビニから商品が消えてしまうのはどうして?

地震災害発生時には、
コンビニから商品が消えることが多いです。
実際に過去の地震災害で、
空っぽになりかけているコンビニの映像を
見たり、実際にそういったコンビニに足を
運んだことのある人もいるかと思います。

私自身も東日本大震災の際に、
「ほとんどの食品が品切れになったコンビニ」を
目の当りにしたことがあります。

では、どうして地震災害後に
コンビニの商品は消えてしまうのでしょうか。

その点について解説していきたいと思います。

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コンビニからモノが消える理由

地震災害発生後に
コンビニから商品が消えてしまう理由は
いくつか存在します。
それらの理由が積み重なって、
皆様も見たことがあるような
”何もないコンビニ”の状態になってしまうわけです。

人間の社会はコンビニに限らず
”想定外”の出来事が少しでも発生してしまえば
簡単に崩れてしまいます。
特に、自然災害の際には
脆さを感じるようなこともあるでしょう。
コンビニから商品が消えてしまうのも
そんな現象のひとつです。

人間は自然の前では無力な部分も多く、
そのことは現実として受け止めていかなくては
なりません。

では、本題。
コンビニから商品が消えてしまう理由は何か。
それを見ていきましょう。

流通が混乱する

まず、大きな地震災害などが発生すれば
当然、流通が混乱します。
交通事情も大きく変わりますし、
物流は大打撃を受け、
コンビニに限らず、多くの荷物が
指定された時間に目的地に届かなくなります。

交通自体が麻痺することももちろんですし、
流通には人間の手も必要です。
その働く人たち自体も被害を受ける可能性があり、
混乱の中なので作業も当然いつも通りとは
行きませんから、流通が大混乱に陥ります。

実際にコンビニに限らず、
お店への商品の入荷は全体的に遅れることに
なりますし、お店でなくても
何らかの宅配便だとか、そういったものの
流通も遅れることになります。

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製造上の打撃

弁当だとか、そういったものの製造にも
打撃を与える可能性があります。
流通が整っていたとしても、
商品の製造が通常通り行われない状態に
なってしまった場合は、
当然のことながら商品の仕入れだとか
そういったことにも繋がります。

取扱い商品を作っている工場が
被災した場所にあるとは限りませんが
仮に工場の一部でも地震災害の影響に
よりダメージを受けたり、人手が
足りなくなってしまった場合、
商品の入荷に影響が出る可能性は
充分に考えられます

買いだめなどによる影響

地震災害が発生すると、
”買いだめ”が発生します。
これも、スカスカのコンビニだとか、
お店に商品がなくなってしまう!
という状態を生み出す原因の一つに
なっているのは間違いのない
事実であると思います。

実際に東日本大震災などの
地震では、被災地から少し離れたような
場所でも、トイレットペーパーなどの
買いだめが発生し、
本来、買いだめが無ければ品切れを起こすような
はずではなかったものまで、
品切れになってしまっていたという
お話もあります。

少なからず、こういった
必要以上の買いだめ行為が起きますから
それによって、さらにコンビニの棚が
スッカスカな状態を生み出してしまう
原因になります。

買いだめをしないで下さい!みたいな
呼びかけが行われることもありますが
それは効果がありませんし、
今後も地震災害などが発生する際に
買いだめは起こりますから、
流通・製造上の混乱以外のところでも
コンビニの棚に何も無くなる原因は
ある、ということになります

買わないと無くなるから買う

そして、そこからの悪循環が
発生するのも事実です。
買いだめをするつもりがない人も
”買いだめをしなければ他の人が
買ってしまって品切れになる”という
状況になってしまうわけですから当然の
ことながら、「無くなってしまうのなら
買うしかない」という考えになるのは
当然のことです。

もちろん必要な買いだめは仕方がありませんが
ある種のパニックに陥った買いだめまで
発生するために、
(実際に過去の震災では直接の被災地では
無い場所で買いだめが発生し、
それが原因となり、品切れが発生していました)
商品が無くなり、そうなってしまう以上、
そういうつもりがない人まで
買いだめをしなくてはならない状況になり、
悪循環に陥っているのは
れっきとした事実だと思います。

人間は、自然災害の前では
非常にもろいものですし、
パニックに陥ってしまうと、
こういった競争が起きてしまうのも事実です

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お店側の混乱

当然、お店側も大きな地震が
発生すれば混乱します。
場合によっては営業どころでは
無くなってしまう可能性もありますし、
普通に営業しているように見えても
何らかの対応に追われている可能性は充分にあります。

また、発注業務が正常に行われているか
どうか、という点もありますね。
例えば発注を行うことのできる人がお店に
出勤するどころではない場合、
発注が滞る可能性も十分にありますし、
流通や製造上の問題以外にも
お店側でも何らかの問題が発生して
商品が無くなってしまう可能性も
充分に考えられるかと思います。

品切れ対策はあるの?

お店・流通・製造。
いろいろな条件が重なっていますので、
地震発生時にはどこかで
問題が発生する可能性は十分にありますし、
大きな地震であった場合
ほぼ確実に買いだめなども発生しますから
いつも通りの品揃えというのは
厳しいかと思いますし、
今回お話しているコンビニだけではなく、
色々な箇所で品切れなどは発生するかと思います。

その対処法としては
下記のようなものが挙げられますね

・日頃から備えておく
防災グッズをはじめ、必要な用品は
日頃から備えておくように心がけることは
大切なことであると思います。
地震災害が発生すれば、どうしても店頭の商品は
無くなりますし、
流通なども大混乱に陥ります。
そのため、防災グッズや生活用品などが
ある程度先に備えておくことが大切になるかと思います。
先に備えておきさえすれば、いざという時に
混乱しなくて済むかと思います。
平常時であれば、どこのお店に行っても品切れ!なんてことは
あまりないと思いますからね…。

・買いだめする
品薄を増長させるようなことを書くのは
あまり気は進みませんが、
誰がなんと言おうと、必ず
買いだめは発生します。そのため、自分が
買いだめは控えよう、なんてことをやっていると
品切れになってしまいます。
それを防ぐためには、やはり品切れになって
しまう前に購入する、ということしか方法はありません。
事前に備えをしておくことが一番ですが、もしも
必要なものを備蓄していない場合に関しては
急いで買いに行く以外方法がないのも事実です。

対処法としてはこの2つですね。
事前準備が大切ですが
もしも地震災害発生後に足りないものがあれば
安全第一でなるべく早く購入するようにして下さい。

油断していると本当にすぐに品切れになってしまいますから
その点には注意が必要です。
必要以上の買いだめは控えたほうが良いのですが
回りがする以上、自分もしないと、
必要なものが無くなってしまいますからね…。

まとめ

地震災害発生時には
高い確率でコンビニがスカスカになってしまいます。
これは、避けることのできないことだと思いますし
コンビニ以外のお店でも同じことが発生します。
残るのは災害時には特に必要にならないものだとか
そういったものですね。

なので、事前の備えというものが非常に
大切になるのも事実ですし、
備えておかないと、いざというときに
大変なことになってしまう可能性があるのも事実です。

”いつでも買える”なんて状況は
平常時だけのお話なのです。

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