雷が鳴っている際に
トイレに逃げこむことは安全なのかどうか、
そのお話をしていきたいと思います。
外で急な雷などに遭遇してしまった場合は、
建物に避難するなどの対策を取ることが必要です。
全体的に見れば割合としては少ないですが
毎年、雷によって被害が出ているのもまた事実です。
そのため、激しい雷が鳴っている際は、
特に屋内への避難を早めに行う必要があります。
では、公園などにあるトイレは、
避難場所として使えるのでしょうか。
それについてお話していきます。
トイレは避難場所になるのか？
トイレは避難場所になるのかどうか。
これは、断言することはできません。
何故なら、外に設置されているトイレにも
色々な種類がありますし、
掃除したばかりで濡れている、濡れていない、だとか
窓がある、ないだとか
そもそも屋外から見えるような場所だったり
本当に色々な環境があるかと思います。
そのため、一概に「すべてのトイレが安全です」、だとか
逆に「トイレは危険です」だとか
そう断言することはできませんし、
その時の雷の状況によっても変化します。
大型施設（スーパーだとか）のトイレだとか
そういうところであれば、ほとんど危険は
ないと考えてよいですが
公園にあるような公衆トイレの場合は、
状況とその公衆トイレの構造による…
というのが事実になりますね。
外に立っているよりは…？
構造にもよりますが、
基本的には外に立っているよりかは
安全性は高いとは思います。
ただし、絶対ではありません。
例えば、屋根がないようなタイプだったり、
隙間があったりするようなタイプであれば
そこから電流が流れてくる可能性は
０ではありませんし、
近くに雷が落ちた際に、トイレが濡れていたりすれば
感電する恐れも十分にあるかとは思います。
ただ、それでも外にいるよりかは全然安全ですし、
木の側などにいるよりかは安全性は高いです。
”周囲に何も逃げ込むものがない場合”は、
何もしないより、トイレに逃げ込んだ方が
良いかとは思います
（構造によっては異なる場合もあります）
できることなら…
近くにトイレ以外の逃げ込む場所が
あるのであれば、そちらに避難した方が
より安心かと思います。
例えば、建物（できれば鉄筋の方がさらに安心）が
近くにあるのであればそこに避難する、ということですね。
公衆トイレ以外の選択肢があるのであれば
逃げ込むべき場所はトイレではなく、
建物の中です。
建物によっては、それでも”１００パーセント安全”と
言い切ることはできませんが、
かなり安全性が高くなるのも事実です。
安全性を上げるポイント
公衆トイレの中などで１００パーセントの安全を実現するのは
なかなか難しいです。
安全性は外に突っ立ってるよりはマシだとは思いますが
それでも、鉄筋の建物などに比べれば
危険性は高いと思います。
そもそも雷が人体に直撃するような事故は
それほど頻発しているわけではないですが
それでも運が悪ければ公衆トイレに逃げ込んでも
雷による影響を受けてしまう可能性は
０ではない、ということになります。
では、できる限り安全性を高めるためには
どうしたら良いのでしょうか。
・窓などから離れる
公衆トイレの中でも窓などがあると思いますし、
外から繋がっているような（扉などで区切られていない）
ところもあるかと思います。
そういった場所では、まず、窓や出入り口になるべく
近寄らないようにする、ということが大切になりますね。
狭い空間なので、距離を取ることは難しいかもしれませんが
できる範囲内で、出入り口や窓など、外と繋がる場所から
離れること大切なポイントになります。
また、窓が開いている場合、余裕があれば窓を
閉めると、より安全性を確保できます
・水などは使わない
水道で水などを使わないようにすることも
１つの大切なポイントになります。
可能性としてはかなり低いのですが、
一般家庭のお風呂場やトイレなどでも、
水を通して感電する可能性としては０ではありません
そのため、安全性をより高めるためには
トイレに避難した後に水道などを利用しないように
することも一つの大切なポイントになります。
こんなところでしょうか。
上記のようなポイントを心がけることで
より安全性を高めることができるかと思います。
絶対安全ではない
忘れてはいけないことは
上記のようなことを心がけておけばより安全ですし
「大抵の場合は大丈夫」なのですが
１００パーセント安全か？と言われれば答えはＮｏです。
たとえ０．００００１パーセントだったとしても雷による
影響を受ける可能性は、公衆トイレの中などだと
ザンネンながら避けられません。
が、先ほども書いたとおり、それでも外にいるよりかは
安心だと思いますから、
なるべく早いうちに避難場所を見つけて避難しましょう。
トイレではなく、近くに別のちゃんとした建物が
あるのであれば、そちらに避難するようにして下さい。
まとめ
危険！というわけではありませんし、
トイレの中に避難することは
別に間違った行動ではありません。
近くに公衆トイレ以外の建物などが何も
ない場合に関しては、なおさらです。
ただし、絶対安全ではない、ということは
現実として覚えておかなくてはなりません。
大抵の場合は問題ありませんし、
雷による人的被害は年間で見ても、
本当にごくわずかです。
ただ、自分自身が
その”ごくわずか”になってしまう可能性も
充分にあるわけですから、そのことだけは
頭の中に入れておき、その場その場で
出来る限り安全に配慮することは、大切なポイントになるのです。
