雷の音は聞こえないけど空は光っている！その理由は？

「雷の音は聞こえないけれど、空は光っている」

そんな光景を見たことはありませんか？

私も実際に夏にそういう光景を
見たことがあります。

これは、別に異常な現象でもなんでもなく、
雷発生時に通常起こる現象の一つです。

空がピカピカと光っているけど
音は何も聞こえない。

ある意味、不気味な光景ですよね…

では、その原因は何なのか。
もしも空だけ光っている光景を見た場合は
どうすれば良いのか。
それを見ていきましょう。

空だけ光っている雷
1. その理由とは？
2. 落雷が発生する可能性が高いので注意
まとめ

空だけ光っている雷

雷と言えば、大きな音を伴うイメージかも
しれませんが、必ずしもそうではありません。
光だけが見える…
そんなことも実際にあるのです。

それは何故なのか。

その理由と対処法をそれぞれ順番に
解説していきたいと思います。

ちなみに、”雷以外”の原因である可能性も０では
ありません。
最もあり得る可能性としては「花火」ですね。
真夏は各地で花火大会などが行われて、
その花火によって空が光るようなことはあります
（音だけ聞えることもありますね）

もちろん、雷による光とは全然違いますが、
花火によっても空が光る可能性はあります。

その他、イベントなどが行われている場合
その照明で空が明るくなっていたり、
現代の日本ではないとは思いますが
他国からの攻撃だとかそういうことで
空が明るくなることも歴史上ではあったでしょう。

ただ、雷が原因で空が光ることも実際にあります
雷＝必ずしも大きな音が聞こえる、というわけではない、
ということですね

その理由とは？

では、雷が鳴っているのに、音は聞こえず、
光だけが見える、という状況。
これは何故起こっているのでしょうか。

その理由として考えられるのは
主に２点になります。

１つは「遠くで激しい雷などが鳴っている場合」
もう一つは「雷は発生しているものの落雷していない場合」

この２つのどちらかですね。
どちらも雷であることに代わりはないのですが
とある要因によって、音が聞こえない状態に
なっている、ということです。

２つの理由について、
順番に解説をしていきましょう。

まず、一つめ
「遠くで激しい雷が鳴っている場合」
これは、文字通りの意味で、
自分がいる現在地からは少し離れた場所で
雷が鳴っていることを意味します。
とある方角の空が光っている場合は
この可能性が高いでしょう。

この場合、自分のいる地域では穏やかな天気だったとしても
雷が発生している地点では激しい雷雨になっていることもあります。
音については、その場所では鳴っているものの、
距離がありすぎて、音はあなたのいる場所まで
伝わらなかった、と、そういうことになります。

そしてもう一つが
「雲の中で放電している場合」ですね。
これは、雲の中で放電している状態のことで、
この場合は、雲の中で音は響いているものの、
地上にまでその音は聞こえてこない、という状況になりますね。
こちらのパターンの場合は、雲自体は光っていても
実際に地上には落雷していない、ということになります。

空が光っているけれど、雷の音が聞こえない、というケースで
その光っている原因が雷なのであれば
理由としてはこの２つのどちらか、と言うことになるかと思います。
どちらの場合も雷自体は発生しているものの、
距離があるか、雲の中だけなのか、どちらかの理由で
自分の今いる場所までは音は聞こえてこない、
というのが答えになります

落雷が発生する可能性が高いので注意

上記のどちらの理由だった場合でも、
雲がピカピカと光っているような状況では
”このあと、落雷が発生する可能性は極めて高い”
ということは覚えておきましょう。

まず、最初に紹介した「遠い地域で落雷が発生していてその光が見える場合」
これは、その雷をもたらしている雨雲の進行方向にもよりますが、
自分のいる地域にも、そう遠くないうちに、雷が鳴り始めたり
落雷が発生したりする可能性は充分にあります。
また、雲の進行方向が仮に違った場合に関しても、
近くの地域で、離れた場所からでも見えるほどの雷が
発生しているような場合は、大気の状態が不安定である可能性もあるので、
今現在発生している雷雲とは別に、発生する可能性もあります。

後者の、雲の中での雷の場合は、
今すぐにでも落雷が発生してもおかしくはありませんから、
その点に、注意しておきましょう。

どちらの場合にせよ、
自分のいる場所も、激しい雷雨になったり、
落雷が発生したりする可能性が非常に高い状態に
なっている、ということは間違いありません。
そのため、もしも自分が屋外にいるような場合は
可能であれば、なるべく早めに屋内へと移動して
身の安全を確保することをおすすめします。

また、スマホなどで、雨雲のレーダーや
雷のレーダーも、今の時代であれば簡単に
見ることができますから
そういったものも利用すると良いのでははいかと思います。