シムーンとは？中近東地域で発生する自然災害！

シムーン…。

日本に住んでいる限り関係のないお話ではありますが、
自然災害を引き起こす原因の一つになる自然災害です。

砂漠で発生する自然現象で、
熱風を伴う砂嵐が、このシムーンですね。

この風に巻き込まれると、最悪の場合は
命を落とすこともあり、
もしも、中近東地域の砂漠などを訪れるような
機会がある方は、注意しなくてはいけないもののひとつです。

この現象について、見ていきましょう。

どんな現象なの？
まとめ

どんな現象なの？

中近東地域の砂漠に吹く風を示したもので、
塵を大量に含む、砂嵐のことです。
強く乾燥しているほか、温度は高く、湿度は低いのが特徴です。
場合によっては竜巻のような形になることもあり、
塵などを巻き上げながら移動します。

このシムーンに人間や動物が巻き込まれると
窒息してしまう可能性があるために、
発生を注意深く見守っていないといけない危険な存在です。

時期によって…

シムーンが発生する時期はおおむね決まっており、
６月１５日から８月１５日までの期間に起こりやすいと
されています。
その期間に中近東地域の砂漠に出かける際には
注意するようにすると共に、
普段そういった場所を行動しない人にとっては
何の知識もないわけですから、
ガイドの方などの話、注意をしっかりと聞きながら
行動することが大切になります。

特に、上記の期間中は、細心の注意を
払うべきでしょう。

巻き込まれるとどうなる？

もしも、人間がシムーンに巻き込まれてしまうとどうなるのか。
これは、最悪の場合、窒息することになってしまいます。
そのため、シムーンから身を守るための行動を
しっかりと取って行かなくてはなりません。

窒息を免れた場合でも、皮膚が乾燥してしまい
熱射病を起こす可能性が高まりますので
どちらにせよ、非常に危険な自然現象です。
人間以外の生命体にも影響を与えるほどのものですから、
人間が巻き込まれれば、ひとたまりもないのが
分かるかと思います。

万が一、シムーンに遭遇した際には、
逃げるか、うつ伏せになることで通過を待つのが
良いようですが、日本ではほとんどデータもなく
情報もほとんどないため、
真偽のほどははっきりしません。
シムーンを警戒しなければいけない、ということは
現地に赴く状況のはずですから、
現地のシムーンに詳しい人間に話を
聞いた方が早いのではないかと思います。

日本では心配ない？

現時点で、日本でシムーンが発生することは
ありませんから、その点は心配しなくても
大丈夫であると思います。
しかしながら、地球の環境は変動を続けています。
例えば、現時点では日本には砂漠と言える砂漠はありませんが、
今後何十年、何百年も経過していけば分かりません。

今では想像もつかないような砂漠が日本にも広がっているかも
しれませんし、
地球自体の気候も、何百年もすれば大幅に変わっているはずです。
そうなれば、日本でも、このシムーンと呼ばれる現象が
発生する可能性も決して０ではありません。

今すぐにどうこう、というお話ではありませんが、
長い目で見れば、いつかは日本でシムーンを見ることに
なるかもしれませんし、この先のことは誰にも分かりません。
ただ、年々異常気象だのなんだのと騒がれていますから
どんどん、シムーンに限らず、色々な自然現象が人間に
猛威を振るうようになってくる可能性は
極めて高いのではないかと思います。

もしも海外に行く場合は…

もしも海外出張や海外旅行などで海外に行く場合、
そして、このシムーンの発生する可能性のある
中近東付近を訪れる場合に関しては、
シムーンに関しても、注意をしておいた方が良いかと思います。
巻き込まれてしまえば、最悪の場合は、人間は窒息してしまうことに
なりますから、そうなってしまわないように、
しっかりとシムーンについて調べておくべきでしょう。

ただし、日本国内ではシムーンの発生はないため、
シムーンに対する知識を持っている人は少ないですし、
そもそもシムーンのことを知らない人も多いです。
また、日本語のサイトにおけるシムーンの情報も
ほとんどありません。

そのため、一番良いのはシムーンについて
知っている人間に聞くのが一番でしょう。
全く持って知らない人が色々と調べるよりも
経験者のお話を聞くのが、一番良いかと思いますし、
ためにもなると思います。
現地等で話ができる機会があるのであれば
聞いておいた方が良いと思いますし、
現地などでガイドがつく場合、
そのガイドさんの話をしっかりと聞いて、
巻き込まれないように注意が必要です。

普段日本では経験しないような恐怖ですし、
全く身近ではない存在なので、油断してしまいがちですが
砂漠も含めて、日本では体感できない自然現象や恐怖がある、
ということは忘れてはいけません。