地震の想定などアテにならない!人間が勝手に予想しているだけ。

地震…
自然災害の中でも予測が難しく、恐ろしい存在の一つです。

そんな地震に対しても
色々な想定が行われて、
被害の想定だとか、南海トラフなどの
騒がれている地震が実際に起きてしまった場合の
想定だとか、色々なデータが示されています。

しかし、大事なことを忘れている人も居ます。

それは、
地球の地震活動は人間がコントロールしているのではない、と
いうことですね。
これは忘れてはなりません。
人間がコンピューターのプログラミングで動かしているわけでもなければ
地球が人間の意をくみ取って地震活動を起こしたりだとか、
そういうものではありません。

つまり、想定とは人間の勝手な予想なわけです。
地震に対する”想定”について考えていきましょう。

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想定とは予想

地震災害に関する「想定」はあくまでも予想です。
これが気象庁による発表でもそうですし
個人サイトだとか、週刊誌レベルの情報もそうですし、
地震学者だとか研究家が発表するデータだってそうです。

全ての”想定”は人間の”予想”でしかありません。
このことは覚えておかなくてはなりませんし、
これを覚えておかないと、”想定外だ”と
驚くことになるのです。

地球からすれば、人間の都合などどうでも良い事であり、
地震活動は、人間の意思に関係なく起こるものです。

そのため、想定は、
過去のデータや、人間に分かっていることを総合して
はじき出したものに過ぎず
そういった意味では”予想”の範疇を越えていないもので
あると思います。
あくまでも、想定は予想に等しいものだということは
覚えておきましょう。

では、想定に対するポイントを見ていきましょう。

想定外は必ず起きる!

人間に自然災害の全てを理解できる日は
何年、何十年、何百年経っても来ないと思いますし、
これからも”想定外”の事態というものは
必ず起きつづけるものだと思います。

2011年の東日本大震災の大きな被害を
出した「津波」も想定されているものではありませんでしたし、
2016年の熊本地震の際の”本震”と”前震”の流れに
関しても、想定されたものではありませんでした。

このように、想定外などいくらでも起きることだと
いうことは忘れてはいけません。

”この場所は安全”と言われている場所も
場合によっては安全ではないかもしれない、
”この地域は地震が来ない”と言われている場所も
地震が発生してしまうかもしれない、
そういうことです。

人間が地震を人為的に起こしているわけじゃないのですから、
”安全”と言われていても、安全じゃない可能性もありますし、
何か言われていても、
100パーセントそうとは限らない、ということです。

地震災害もそうですが
”自然災害”には、このように”想定外”というものが
つきまとうのです。
これは、この先、どんなに技術が発展したところで
変わることはないかと思います。
地球の活動だって変わって行く可能性がありますし、
完全に想定することはこの先何年かけても無理でしょう。

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想定を鵜呑みにしない

と、いうことで、上でも書いたように「想定外」は
実際に起こりうることですし、注意しなくてはいけないことです。
”想定”というものを鵜呑みにしないようにしましょう。

想定外はいくらでも起こりうることなのです。

そのため、自分の住んでいる地域の被害想定だとか
そういったものもあくまでも参考にする程度に留めて、
鵜呑みにしないようにすることが大切です。
単なる”想定”を鵜呑みにしてしまえば、
結果的にマイナスを招くことになります。

想定はあくまでも予想なのですから…。

臨機応変の対応が大切

もしも地震災害が発生した際に大切なことは
”臨機応変の対応”になりますね。
これが出来ないと、災害時の危険が増してしまいます。
マニュアル通りの行動しか出来なかったり、
想定されたことを鵜呑みにしてしまって、
そのことしか頭になかったり…。

これでは、いけないのです。
地震災害が発生した際には
”想定外”のことが起きると、
先にそう思っておいても、良いでしょう。
そうでないと、いざと言うときの判断力が鈍ります。

地震災害に直面した際には、事前の知識なども
大切ですが、怪我をせずに危機を乗り切るためには
時に、臨機応変の対応も必要になるのが事実です。

「安全」と言われていたことがキケンになることもありますし、
「キケン」と言われていたコトが安全になるようなケースも
あるかもしれません。
とにかく、想定外のことは必ず起こります。
そういったときに、自分でその場その場の判断を下して
行動できるのかどうか。
これも、地震災害で怪我をしたり、トラブルに巻き込まれたり
しないためには、とても大切なポイントになりますから、
忘れないようにしましょう。

想定よりも日頃の備え

自分の地域にどのような想定が
されているのかを知ることも大切ですが、
それよりも、日ごろの備えが大切になります。

想定されている被害の範囲や、
地震災害の規模などに関して言えば、
先にも書いた通り、あくまでも「予想」に過ぎません。
そのため、あくまでも参考程度にすることが
大切であり、「ここは想定されていない地域だ」だとか
そういう風に考えることはご法度です。

日本全国、どこにでも地震災害の被害を
受ける可能性はあるわけです。
そのため、地震に対する備えは日本に住んでいる以上、
どこにいる場合でも必要であると考えて下さい。

地震災害に対する備えとしては
他の記事などでも散々言っていることですが、

・地震災害に対する知識(そこまで専門的なものでなくても)
 をある程度深めておくこと

・避難経路や避難場所の確認、いざと言う時、家族と
 どのように連絡を取るかの確認(家族と同居している場合)

・防災グッズの準備、何が必要かの確認

・自宅内の倒れやすいものの補強などを行う

この辺り人あります。
このあたりであれば、それほど難しいことではないと思いますし、
気軽に出来ることだと思いますから、
地震への対策としてやっておいて、決して損ではありません。

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想定は気にする必要はないの?

想定されていることを全く無視しても良いか、と
言えば、別にそういうわけではありません。
もちろん、そこまで気にする必要のないもので
あることは事実ですが、
全く無視して良いか、と言われればそうでもありません。

自分の地域にどのような被害想定が出ているのか、
自分の地域の地震はどのようなものが想定されているのか、
それを知っておくことも完全な無駄には
ならないかと思います。

ただし、先ほどから書いている通り、
想定とは予想の範疇でしかありません。
色々な過去のデータや科学的な部分から
割り出されたものではあっても、それでもやはり
自然災害は人類にとって、予測のつかないものです。

そのため、想定外も起きますし、
想定されていることがずっと起こらない、
なんてこともあるわけですね。

ですので、”知っておくこと”は損ではありませんが
そんなに深く気にする必要はありませんし、
それを鵜呑みにする必要もない、ということです。

まとめ

想定というものはあくまでも話半分ぐらいの
認識にしておくことが大切になります。
鵜呑みにしてしまって、いざという時に
咄嗟の行動や、臨機応変の行動が出来なくなる、
というのはとてもキケンなことです。

そのため、自然災害は人間には
想像もつかない部分がある、ということは
忘れずに、想定外のことが起きることも
自分の中では想定しておく、ということが
とても大切な部分になります。

想定を知ることは良い事ですが、
想定に飲み込まれてしまってはいけません!

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