台風時のお店の営業時間短縮と臨時休業をする際の注意点

台風がやってきた際には、場合によっては、
お店の営業時間や臨時休業などについて
しっかりと考えなくてはなりません。

もちろん、そのままお店の営業をいつも通りやっても
良いのですが、
従業員の安全やその他もろもろ、色々と考えながら
やらなくてはいけません。

では、もしもお店の営業時間を短縮したり、臨時休業する、
する場合はどのような点に注意すれば良いのでしょうか。

その点について、まとめていきたいと思います。

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お店を臨時休業・営業時間変更するなら

もしも、お店の営業時間を変更したり、
臨時休業をする場合は、どうすれば良いのでしょうか。
まずは、自分のお店がどのようなお店かによります。

例えば、自営業なのであれば、
判断するのは自分自身です。
自分でしっかりと判断して決定すれば良いだけの話です。

が、雇われ店長(チェーン店の店長)などの場合は
自分自身で判断することはできません。
必ず会社に許可を取る必要があると思いますから
本部など、それぞれの会社ごとに連絡が必要な相手に
しっかりと連絡を取り、対応を仰ぐように
することがポイントになります。

会社側から「各店長の判断で」と通達が来るような場合も
あると思います。
そんな場合は、店長自身で判断していくようにしましょう。

では、変更する際のポイントをご紹介していきます。

変更を伝える

まず、臨時休業、営業時間の変更を行う際には
お客様にそのことを伝える必要があります。
何も言わないままに閉店したり、
営業時間の変更をしたりしないようにしましょう。

もちろん、あらゆる手段を使って
お客様に営業時間変更や、臨時休業を伝えたとしても、
それに気づかない人はいます。
ですが、できる限り伝えるように努力しておくことは
大切なポイントの一つになるのではないかと思います。

では、どのようにしてお客様に営業時間の変更や
臨時休業を伝えて行けば良いのでしょうか。
それを簡単にご紹介していきましょう。

・店頭に貼り紙をする
店頭に台風により営業時間が変更、
もしくは臨時休業となった旨をお知らせする
貼り紙をつけておきましょう。
そうしないと、ただ単に急にシャッターが閉まってたりした場合、
閉店したと勘違いされたり、余計なトラブルを招く
可能性があります。
台風の為、だとか悪天候の為、営業時間を変更致しました、だとか
特にデザインにこだわる必要はないですから
「なぜ」「どうした」のか、だけ伝わるようにして
店頭に貼りつけをしておくと良いかと思います。
なお、雨風が強い事が予想されますから、なるべく紙が
飛んでいかないように工夫をすることも、ひとつの
大事なポイントにはなります

・ネットで告知する
上の方法も大事なことではありますが、
あくまでも「お店に来た人」に対するお知らせです。
できれば、台風でお店が閉まっている、もしくは営業時間が
変わっている、ということをお客様がお店に来てしまう前に
伝えられれば、言うことなしですよね。
その際に大事なことが「ネットで告知する」ということです。
お店のブログやSNSなどがあるのであれば、
そこで営業時間の変更や、臨時休業についてお知らせ
しておくようにしましょう。
もちろん、お店に来る人全員がSNSを見るわけではありませんから
「ある程度の効果」しかありませんが、
それでも効果は少なからずあるはずですから、
告知しておくに越したことはありません。

伝え方としてはこんな感じでしょうか。
店先(外から見える場所)への告知と、
ネット上での告知。
この両方をしっかりとやっておくようにすることが、
大切なポイントになるのです。

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予約者などが居る場合

お店によっては「何らかの予約」を受付しているお店も
あるかと思います。
そんな場合は、↑のようなお知らせの方法では
予約者本人に届くか分かりませんし、
クレームになってしまう可能性があります。
では、どうすれば良いのでしょうか。

予約者などが居る場合は
「個別に」全員に連絡するしかありません。
連絡がつかない場合は何度か連絡してみて、
それでもダメなら仕方がありませんが、
とにかく、予約されているお客様個別に
連絡を入れるべきです。

なお、代金先払いなどで何らかの支払を受け取っている場合は
別途返金や代替案などで、対応するようにしましょう。

戸締りなどをしっかりと

営業時間を短縮等する場合は、
戸締り等をしっかりとするようにしましょう。
普段から、しっかりしておかなくてはいけませんが、
台風の際は、何かが飛んで来たり、雨が建物内に
入り込んだりする可能性もありますから、
その点に関しても、ちゃんと考えておかなくてはいけません。

くれぐれも油断して、翌日お店にやってきたらガラスが
割れていた、だとか、そういうことになってしまわないように
注意することは大切になります。

また、台風の日は人通りが少なくなります。
そうなると、悪さをしようとする人間にとっては、
格好の餌食になってしまいますから
防犯対策に関しても、ちゃんといつも通り、
場合によってはいつも以上にしっかりと対策を
しておくことが大切になります。

後日の対応

しっかりと告知をしていたのであれば、
特に後日、特別な対応をする必要はないでしょう。
ただ、2点ほど対応に注意するべき点もあるので、
そちらについて、書いておきます。

・クレームが入った場合
もしも、営業時間の変更や臨時休業に対してクレームが入った場合、
一般的な謝り方でとりあえず謝っておきましょう。
自然災害に関して、営業時間を変更することは
仕方のないことですが、
そういった場合でも、クレームをつけてくるような人間は実際に存在します。
が、過剰なクレームに対応する必要はありません。
謝罪以上のものを要求したり、金銭を要求したりすることはおかしなことです。
また、暴言が酷い場合、暴力などが含まれる場合に関しては
警察に通報することも視野に入れて、”ライン”を越えてしまった
クレーマーに対しては毅然とした態度で対応することを推奨します

・建物に被害があった場合
もしも、翌日お店にやってきてみて、建物に何らかの被害が
出てしまっていた場合は、対応が必要です。
まずは、極力その被害を受けた状況をいじらずに、
写真を撮影しておきましょう。
もしも、会社側として、何らかの保険に入っていたりする場合、
そういった写真が必要になる場合があります。
自営業の場合も、必要に応じて写真を撮影するようにしましょう。
また、チェーン店の場合は、建物に被害があった場合は
すぐに報告することが大切になります
報告を遅らせると、対応が難しくなったり、
本部から「何でもっと早く報告しなかったんだ」というようなことを
言われる原因にもなってしまいますから、注意する必要があります。

こんなところですね。
クレームが入る可能性は0ではありません。
そういった場合にはお詫びをして、
対応するようにしましょう。
ただ、謝罪以外の対応をする必要はありません。
過剰なクレームに対しては毅然とした態度で対応することが
大切なポイントになります。

まとめ

台風の日に、営業時間の短縮、臨時休業などを
判断するのはお店の責任者、その上にいる会社の本部たちの
役割です。
安全性に十分考慮して、あまり無理しすぎないように
対応していくようにしましょう。

もしも、営業時間を変更するような場合は、
上でお話したようなケースに注意しながら
対応していくようにするのが、ベストです!

なるべくトラブルにならないように、
かつ自分自身や従業員の安全にも考慮しながら
対応していくことが大切になります

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