台風の名前と番号について!どのような基準で決まるの?

台風には「番号」と「名前」がついています。

台風2号、だとか台風28号だとか、そんな感じの名前は
聞いたことがあると思います。

しかし、台風にはそれぞれ番号以外にも
「名前」がついているのです。

知らない人も多いかと思いますし、あまり一般的には
使われませんが、色々な名前がついているのです。

こちらでは、台風の番号と名前について、
ご案内していきたいと思います。

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それぞれに番号と名前がある!

台風には、それぞれ個別で名前と番号が設定されています。
テレビやニュースなど、世間的によくつかわれるのは
「番号」の方ですね。
台風〇〇号、と報道されますし、日常的な会話の中で
台風の名前の方を使う人は、ほとんどいないでしょう。

会話の中で台風の〇〇がさ~なんて言われても
逆に通じないこともあるでしょうから、
特に何も理由が無ければ、台風〇〇号の呼び方を
使うと良いかとは思います。

では、番号と名前にはどんな意味があるのか、
どんな基準でついているのかをご紹介していきます。

番号はどうやって決まるの?

台風の番号は、その年の発生した順番に、
番号がつけられています。
1月1日からの発生順ですね。

その年の一番目に発生した台風が台風1号となり、
2号、3号、4号と続いていくかたちになります。

1953年から用いられているのが、この”番号”ですね。
非常にシンプルで分かりやすい呼び方ですし、
日常生活にも、深く浸透している呼び方です。

ちなみに、台風が一度温帯低気圧などになって、
また台風に戻る、というケースもまれにあります。
その場合は、新しい台風として、新しい番号がつくわけではなく、
元々ついていた番号で呼ばれるかたちになります。
例えば、台風8号が温帯低気圧になって、再び温帯低気圧から
台風に戻った場合は、”台風9号”ではなく、
また”台風8号”と呼ばれるかたちになります。

他、年末年始の台風に関しては、
例えば、大みそかの時点で”台風29号”という台風が
発生していて、そのまま年越ししてしまった場合、
その台風の名称が”台風1号”になるのではなく、
そのまま”台風29号”という呼称が使われます。

年明け後、初めて発生する台風を、台風1号と名付けます。

そのため、時期的にはかなり難しいことではありますが、
前年の最後の台風と新年の最初の台風が一緒に存在して、
29号と1号がいる!みたいなことになることも
あり得ない話ではありません。

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名前はどうやって決まるの?

台風には、上記の番号以外に固有の名前もついています。
2000年1月1日から導入された呼称で、アジア名として
国際的に使用されている言葉です。
米国やアジア各国による「台風委員会」が定めたものです。

140個の名前があらかじめ用意されており、
各国の動物や植物、その他の意味を持つ言葉などが
それぞれ用意されています。

この140個の名称の順番が決まっており、台風の発生ごとに
名前がつけられていき、140個目の名前が使われると、
また1個目の名前に戻る、というかたちになっています。

現在では1番目の名前が「ダムレイ」となっており、
140番目の名前が「サオラー」となっています。
ダムレイから順番に名前が使われていき、サオラーまで使われると、
まだダムレイに戻る、と言う感じですね。

なので、例えば台風8号がサオラーという名前だったら、
次の台風9号はダムレイという名前が使われます。

日本では番号の方が使われることが多いですが
国際的にはこちらの名前も広く使われているほか、
稀にニュースなどでも番号と一緒に名前が
報じられることはあります。

台風の名前は繰り返し利用されますが、
過去に甚大な被害を及ぼしたり、言葉に問題が生じた場合などは
加盟国からの要請を受けるなどして、名前が変更になる場合があります。
140個の名前のうち、過去に変更になったものも実際に存在します。

また、名前に関する例外として
東経180度以東で発生した熱帯低気圧が
東経180度以西に進み、台風とされた場合は上記の名前は用いられず、
元々の発生地点で使用されていた名前がそのまま使用されます。
そのため、登録されているアジア名140個以外の名前が使われていた
台風も存在しています。

どちらを使えばいいの?

日常的なことを考えれば、日本国内なら、
番号の方だけ覚えておけば良いと思います。
ニュースなどの報道でも、日常的な会話でも、
わざわざ名前の方を使うことはありません。

名前の報は国際的に使用されている名前なので、
もしも海外などで働いたりだとか、そういう場合は
名前の方が伝わりやすいかもしれませんが、
日本国内においては、変にこだわったりせず、
普通に台風1号、台風2号、といったような呼び方を
した方が伝わりやすく、良いかと思います。

まとめ

上記のように、台風には名前と番号があります。
番号だけ覚えておけば良いですし、特に意味などを
覚える必要も日常生活ではありませんし、
台風から身を守るために役に立つか、と言われれば
そうではありません。

ただ、台風も調べてみると、名前もそうですし、
色々なことが分かります。
そういうのを見てみるのも、たまには良いのかもしれませんね。

ちなみに、可愛いような名前がついていた場合でも
台風は台風ですし、
名前など関係なく、甚大な被害を生み出す可能性のあるものです。
そのため、名前に関係なく、台風が接近している場合は
注意が必要ですし、備えを行うことも大切なことの一つです。

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