台風の際には雷は鳴りにくい?その理由と注意点は?

台風が通過したり、
その影響を受けると
雨風が非常に強くなり、
恐怖を感じたり、身の危険を感じたりすることも
あると思います。

ですが、意外なことに台風の際には、
「雷」は、案外鳴りにくい傾向にあります。

例えば、真夏の天気が不安定な日などには、
雨は大したことが無くても、
雷がゴロゴロと鳴っているような日も
よくあることですが、
台風の時には、物凄い雨が降っていても
雷がほとんど鳴っていなかったり、
あるいはまったく鳴っていなかったり
することも多いです。

それはなぜか。
そして注意点は何か。
それぞれ見ていきましょう。

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雷が鳴りにくい理由は?

台風の日には雷が鳴りにくい、というのは
よく言われることですし、
これは、実際に、そうです。
もちろん、絶対に鳴らない、ということでは
ないので、注意をしなくていい、というわけでは
ありませんが、通常のゲリラ豪雨だとか
そういうものと比べると、雷が鳴りにくいのは
事実です。

その理由としては、台風の雲の構造などに
理由があり、雷の原因となる電気が比較的
発生しにくいものになっているため、
雨は凄くても、雷は発生しにくい、ということに
なっている、というのが理由のようです。

簡単に、物凄く雑に、シンプルに言うのではあれば
「台風は雷が鳴りにくい構造になっている」
ということになります。

絶対に鳴らないわけではない

ただし、台風の時には
”絶対に雷が鳴らない”と、いうことではありません。
台風の時にも雷が鳴る可能性はあります。

普段と比べると”鳴りにくい”というだけのことです。

普段なら、こんなに雨が降ってたら
雷もゴロゴロ鳴ってそうなのに…という状態でも
雷が鳴らない、という可能性は高いですが、
それでも、条件が揃ってしまったり、
あまりにも強力な雨雲がやってきたりしまえば
雷が鳴る可能性はあります。

台風と雷の組み合わせ…などと聞くと
最悪の組み合わせに感じる人もいると思いますが
そのようなことになってしまうことも、
残念ながら、可能性としては0ではありません。

台風に雷に…
そういうときは、建物の中で
大人しくしているのがベストです。

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台風自体ではない場合…

台風が接近していても、
ある程度距離が離れている場合、
台風本体の雨雲ではなく、
その他の雨雲が発達したり、
刺激されたりすることもあります。

その場合は、これも条件等が
色々ありますが、
普通に雷がゴロゴロ鳴るようなケースも
十分に考えられます。

台風の影響を受け始めると
平常時とはまた違った不安定な状態になるので、
そのあたりは気を付けたいところですね。

雷が鳴っている場合の注意点は?

台風の際に雷が鳴っている場合の注意点としては
「雷自体」に対する対策は同じです。
台風の最中の雷であろうと、普段の雷であろうと
するべきことは変わらない、ということですね。

まずは、自分の身の安全の確保。
雷から身を守るためには頑丈な建物に
避難するのが一番です。
外を歩いているような場合は
危険なので、可能な限り屋内に移動するようにしましょう。

”頑丈な建物”とよく言われますが
基本的には自宅などでも問題はありません。
とにかく、雷が落ちやすいような場所
(高所や広い場所、木の近くなど)は避けるようにし、
なるべく早く安全な場所に避難することが、重要になります。
台風の場合は、風や雨も強いことが予想されますから、
尚更屋内に避難しておいた方が安全ですね。

それに付け加えて、次は「家電を守ること」です。
雷によって家電製品が故障してしまうことは
よくあることですから、そのようなことになってしまわないように、
使っていない家電製品は
”コンセントを抜いておく”ということをおすすめします。

”電源を切っただけ”では、雷の影響から家電製品を
守ることができませんので、
その点は、注意をし、しっかりとコンセントを
抜くようにすることが大事です。

ただ、どうしても抜くことのできない電源も
あると思いますから、そういったものは、
雷サージ対策つきのタップを使うなどし、
少しでも守れるようにしておきましょう。

雷以外にも注意する

当然のことですが、台風が接近・直撃しているような場合、
雷だけに気を取られてしまってはいけません。
雷は全体的に言えば台風時は、上でも書いたように
「なりにくい」のは確かですが、鳴ることもあります。

ただし、雷が鳴っているにせよ、鳴っていないにせよ、
注意するべきことは、他にもあります。
台風の場合は、暴風や大雨にも厳重な経過が必要です。

飛びそうなものを予め安全な場所に移動しておいたり、
窓ガラスなどが割れてしまいそうなら対策したり、
大雨の対策や、地域によっては避難経路の確認、
停電に備えた防災グッズの用意などなど、
するべきことは、本当にたくさんあります。

”雷だけ”に気を取られてしまうようなことが
ないように、注意はしておきましょう。

まとめ

台風は、近年、異常気象と言われるぐらいあって、
今までにないようなルートを通ったり、
強さで直撃したりするようなケースも
増えています。

〇〇年に一度の…みたいな表現が
何回も使われていますよね。

ですので、雷もそうですが、
台風そのものにも、厳重な警戒をし
身を守っていくことが大事になります。

雷自体は、台風直撃時や、台風本体の
雨雲が被っている際には、
あんまり頻繁になるようなことは
ないのですが、
それでも、雨雲が強ければ、雷が
鳴ることも実際にあります。

そういった場合は、できれば建物の中に避難して
身の安全を確保するようにした方が良いですね。

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