夏場になると、
空にもくもくとした
入道雲を見るような日も多くなるかと思います。
今現在晴れていても、だんだんとその雲が
近づいてきて、
雷やゲリラ豪雨がやってくる…
というような日も多いでしょう。
では、この入道雲が見えた場合、
必ず雷は鳴るのかどうか。
その点についてのお話をしていきたいと思います。
入道雲とは何か?
積乱雲(せきらんうん)とも呼ばれる巨大な雲のことで
何らかの原因で発生した上昇気流によって
積雲が発達し、巨大化したもののことを言います。
雷雲(らいうん)などと飛ばれることもありますね。
大気が不安定な際に発生することが多く、
この雲により、大雨や雷などがもたらされることも多く、
真夏のゲリラ豪雨などの際には
それがやって来る前に、空に入道雲が見えるような
ことも多く見受けられます。
必ず雷が鳴るとは限らない
積乱雲が見えたからと言って100パーセント
雷が鳴るかと言われれば決してそうではありません。
近くであっても天候はなんとか持ちこたえる可能性も
0ではありませんし、
遠くに見えているだけで1日が終わることも十分に
考えられます。
そのため、積乱雲が見えたからと言って、
その日、確実に雷が鳴るとは限りませんし、
遠くからでも積乱雲は見えるモノですから
距離があれば、自分のいる地域には雨が降ったり
そういったことが起きない可能性は十分にあるのです。
積乱雲と言えば雷のイメージですし、
そのイメージは別に間違ってはいないのですが、
必ずしも雷が鳴るとは限らない、
ということになりますね。
遠くに見えているだけなら…
入道雲が遠くに見えているだけで、
今現在は青空なのであれば
特にただちに心配する必要はないかと思います。
夏場は特に、遠くの空に入道雲だけ見えている、
という状態は特別珍しいことではありませんから
それほど心配することはないでしょう。
実際に、そのままその日、天候が乱れることなく
終わることもあります。
もちろん、入道雲が全く見えていない日の方が
大気の状態は全体的に安定している傾向にありますが、
遠くに見えているだけであれば
すぐに、ということではないかと思います。
ただし、下記のようなことが
起こり始めたら注意した方が
良いかとは思います。
・入道雲がどんどん近づいてきた
・遠くに見える入道雲周辺が光っている
・自分のいる現在地の空模様も怪しくなってきた
・雷の音が聞こえてきた
・雨のニオイなどがしてきた
こういった特徴がみられる場合は
自分のいる地域の天候も崩れる可能性が高いですから
その点は覚えておいた方が良いと思います
近くで入道雲が発達している場合
近くで入道雲が発達している場合は
雷が、そう遠くないうちに鳴り始める
可能性も高いです。
特に、雲に空全体が覆われてしまったり、
明らかに色がどす黒くなってきた場合に関しては
最大限の注意を払うようにしましょう。
雷は大雨のサインの一つにもなりますから
そういった雲を見つけた場合に関しては
できるだけ早く、室内に避難した方が
雨にも巻き込まれずに済みますし、
より確実であるかとは思います。
真夏のゲリラ豪雨は、本当に物凄い威力ですし、
一瞬でずぶ濡れになってしまうだけではなく
場合によっては、本当に事故につながってしまいますから
入道雲も、その一つのサインとして
しっかりと覚えておいた方が良いかと思います。
もちろん、雨だけではなくて、雷も危険なもののひとつです。
人間に直撃したりすることは少ないとは言え、
実際に雷による事故は過去にいくつも起きていますから、
この点に関しても、油断をしないようにした方が
良いかと思います。
外に居座りつづけなければいけない状況の場合であれば
仕方がないですが
屋内に避難できるのであれば
出来る限り頑丈な建物に移動して、
そこで気象状況を見定めた方が、より安全で
あるかとは思います。
入道雲が見えてなければその日は大丈夫?
入道雲が朝、見えていなければ
その日、天候が崩れることはないのかどうか。
これは、何とも言えません。
確かに、大気の状態が不安定になります!
みたいなことを言われている日に関しては
朝、腫れていたりしても、遠くに入道雲が
見えていたりすることも多いかとは思いますし、
朝から雲が見えていることのほうが多いでしょう。
しかしながら、必ずしもそうかと言われれば
答えはNoです。
急激に雨雲が発達するような日もありますし、
朝は完全な青空だったのに…という日も
実際にありますから、必ずしも朝から
入道雲が見えている、とは限りませんし、
朝、青空であっても天気が崩れることはあります。
天気予報に関しても、
夏場は急に変わることもあり、
安定した晴天、などと言われている日にも
入道雲などが発生して雷雨をもたらす可能性は
充分にありますから
夏場は細心の気象情報をしっかりと確認しておく、
ということが大切なことの一つになるかと思います。
まとめ
入道雲が見えたら必ず雷が鳴る…とは
限りません。
実際に、入道雲が遠くに見えていたけれど
そのままその日、何ともなく終わる、なんてこともあります。
ですが、逆に、朝に入道雲が見えていないような日でも
突然大気の状態が不安定になったりすることもあります。
入道雲はあくまでも一つの判断基準でしかなく、
ゲリラ雷雨というものは唐突に発生することも
ありますから、その点は注意しておきましょう。
また、いかにも怪しい!という感じの雲を見かけた場合は
早めに屋内に移動することをおすすめします。