千葉南東沖の地震は大丈夫?過剰に心配する必要はありません!

千葉南東沖での地震。
心配になってしまう人もいるかと思います。

例えば、今年(2019年)に入ってからの話をすると
5月下旬ごろから
千葉南東沖の地震や
千葉県南部を震源とする地震は増加傾向にあり、
震度4を記録する地震も何度か発生しています。

中には大きな地震を心配する人、
南海トラフ地震との関係を心配する人も
いるかと思います。

が、不安を煽るような情報が多いのも事実。

では、実際のところ心配する必要はあるのかないのか。

その点についてのお話をしていきたいと思います。

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心配する必要は?実際のところどうなの?

まず、千葉県は、比較的地震が普段から
多い地域になっており、
千葉南東沖だけではなく、千葉県南部、
千葉北東部、千葉北西部などなど、色々な震源地で
地震が多発しやすい地域になっています。

もちろん、そのときによって
地震活動が活発なときと、少ないときがありますが、
このぐらいの数の地震が来ることは
それほど珍しいことではありません。

現段階では特別異常な地震活動が起きている、
という感じではありません。
実際に同じ月のうちに、千葉県を震源とする
地震が何度も発生していることは
これまでにも、何度もあったことです。

そのため、”過剰に心配する必要”は
ないかと思います。

大きな地震に繋がるのか?

これは、正直なところ
人間では”分からない”というのが事実です。

例えば、前震などの前触れが何もなく
大きな地震が発生することも実際にありますし、
逆に、細かい地震が多発してから大きな地震に
発展する可能性もあります。
さらに言えば、明らかに異常な回数の地震が
発生していても、大きな地震に繋がらないこともあります。

よって、大きな地震に繋がるのかどうかは、
分からない、というのが答えになります。
地震の予測の研究などは色々と行われてはいますが
いまだに人類はその答えに辿り着くことはできておらず、
今現時点では地震が今後
どのようにして起きるのか、ということを
明確に予想することはできません。

ただ、ひとつ言えることは
”発生した地震が大きな地震に繋がる”
ということは少ないです。

何故なら、地震は日本だけで見ても
毎日、色々な場所で発生しています。
震度1だとかそういった地震も含めれば
”1回も地震が来ていない日”なんて
ほとんどないぐらいに、地震は来ているのです。

ですが、大きな地震が来るのは、
数えるほどの回数です。

つまりは、1年を通して発生している地震のうち
”ほとんどの地震”は大きな地震にはつながっていない。
これは紛れもない事実です。
マグニチュード5前後の地震は、
震源が海底のものも含めれば案外、
定期的に見かけます
(マグニチュードと震度は別物であり
マグニチュード5=震度5ではありません)

しかし、そのあとに大きな地震が発生しているのか?
と言われれば答えはNoです。
そういったことからも、
大きな地震に繋がる、もしくは誘発する地震は
本当に数えるほどしかない、というのは事実です。

大抵の地震は、
前触れだとかそういうものではなく
単なる地震に過ぎない、ということです。
同じ地域で地震が増える、ということも
時々よくあることで、
地震の活動は機械的に行われているものではなく
自然現象ですから
”たまたま多い時期”があるのは当然のことなのです

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過去のデータを見てみる

では、千葉南東沖を震源とする地震は
過去にもあったのでしょうか。

ここ最近のデータを見てみると、
2019年5月ごろから、
確かに回数は増えています。
が、これは特別おかしいことなのかと
言われれば決してそうではありません。

例えば、2018年にも
6月ごろから、千葉南東沖の地震は
増えており、その後、9月ごろにかけて
地震は月に数回のペースで
繰り返し発生しています。

震度4を記録する地震も同年9月に
発生しています。

逆に、2016年は年間を通して4回しか
発生して居なかったり、
2012年には、6月ごろに
やはり活発化している様子が見受けられます。

このように活発化したり、
沈静化したりを繰り返している震源地であり、
地震がある程度頻発することは
そこまで珍しいことではありません。

2018年のケースも
10月以降は地震が沈静化しており、
結局、大きな地震は発生していないのです。

他の地域でも言えることですが
ある程度、地震活動は活発化する時期があります。
それはいつかは分かりませんが、
活発化、沈静化は繰り返すものですから、
あまりにも異様な回数の地震が発生しているのであれば
話は別ですが(異様な回数発生していても
大きな地震に繋がるとは限りません)
そうでなければ、警戒は必要ですが
必要以上に怯える必要は、ないと思います

南海トラフなどの大きな地震に繋がる可能性は?

千葉南東沖の地震が、直接的に
南海トラフの地震に関係する可能性は
ほぼないでしょう。
地震が発生するたびに
南海トラフ南海トラフ騒ぎ出す人がいますが
地震は日常的に発生しているものです。

そんなに毎回南海トラフ地震が
発生していたら、いまごろ日本は壊滅しています。

確かに南海トラフ地震は恐ろしいものですが、
そんなに毎回毎回騒がなくても大丈夫です。

もちろん、どんな地震も来るときは来ますが
大抵の地震は、先ほども書いたように
大きな地震を誘発したりするものではありません。
その点は、安心していいと思います。

ただし備えは必要

ただし、地震に対する備えは
いつであっても必要です。
これはどういうことかと言うと、
これまでに書いている通り
「地震はいつ発生するか分からない」ということです。

↑は勘違いしやすいかもしれませんが
”地震が発生しない”というわけではなく
”必要以上に不安を感じる必要はない”という意味です。
そのため、千葉県南東沖であろうと、
他の場所であろうと、地震が発生する可能性としては
常に0ではありません。

地震が頻発していると感じている場所もそうですし
最近は地震がないなぁ、と思うような場所であってもそうです。

どこであっても
地震が絶対に発生しない、ということはありません。

そのため、必要以上に不安を感じる必要は
ないですが、地震に対する備えは、日ごろから
常にしておくように意識しておく、ということは
非常に大事なポイントになるかと思います。

日頃から出来ることは限られていますが
地震に対する知識をしっかりと身に着けておいたり、
自宅の耐震環境の見直しをしたり、
防災グッズの用意をしたり、そういったことが
大切になってきます。

必要以上な不安を感じる必要はない、ということは
繰り返しお伝えしておきますが
逆に「完全に安心しきっていい」というわけでもありません。
どんな時でも、地震に対する備えは
しっかりとやっておくことが大事ですし、
全く備えをしていない、ということは
マイナスになります。

必要最低限の備え・対策はしっかりとしておけば、
それ以上は心配する必要はありませんが、
最低限の備えに関しては、
しっかりとしておいた方が良いかとは思います。
地震が普段から発生している、していないに関係なく
地球上で生活している以上、
地震とは付き合いを続けて行かなくては
なりませんからね…。

まとめ

千葉南東沖云々に関しては
あまり気にしなくても良いかと思います。
不安をあおるような情報を
目にすることもあるかと思いますが、
これに関しても、必要以上に
気にする必要は全くないでしょう。

しかしながら、地震が発生する可能性は
0ではない、ということは忘れてはいけません。
これは、どの地域であっても同じことです。
常に、最低限の備えはしておく
必要があるのです。

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