自然災害後の自粛はどこまで必要?難しいさじ加減と大事なポイント!

地震や台風などの自然災害の後には、
大きな災害であった場合”自粛ムード”が発生します。

もちろん、被災地の方々は大変な思いをされていますから
ある程度の配慮による自粛は、必要であると思います。

しかしながら、”過剰な自粛”
これに関しては毎回、問題になっているのも事実です。

自粛をどこまでするか、
これは非常に難しい問題ですね。

では、自然災害に対する自粛はどこまでするべきなのでしょうか。
それを考えていきたいと思います。

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答えのない難しい問題

自然災害の後に何をどの程度まで自粛するのか。
これは非常に難しい問題であると思いますし、
そこに答えはありません。

人それぞれ感じ方が違いますから、
全員が満足する自粛なんてできないのです。

例えば、ある人は「こっちに配慮しなくていいからいつも通りやって」と
言う人もいるでしょうし、
またある人は「自粛はして欲しいけどほどほどに」という人もいるでしょう。
さらには「全部自粛して!」と言う人もいるはずです。

これは皆様にもお分かりだと思いますが
人間は一人ひとり考え方が違います。
そのため、どんな風に自粛しても、結局は何も気にしない人も居れば、
不満に思う人もいるのです。
”全員が満足する自粛”ということは
できないのも事実ですね。

では、自粛のポイントについて見て行きましょう。

必要な部分は自粛する

例えば、大規模なイベントで参加を楽しみに
している方がたくさんいるようなイベントは
自粛…と言うより、何らかの配慮が必要だとは思います。
被災地を差し置いて開催するのは、賛否両論も
あると思いますし、参加したくてもできない人なども
出て着てしまいますから、延期や、日を改めてもう一度
実施するなどの対応がとられることが多いです。

また、電力不足や物資の不足などから、
それに配慮するために自粛が必要なイベントなどに
関しては、自粛することも必要なのでは
ないかと思います。

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直接の影響を与える可能性のあるもの

上でも少し触れましたが
電力を大量に使ったり、人員を大量に必要としていたり、
物資の輸送の妨害になったりと、
被災地に対して直接の影響を与える可能性が
あるものに関しては、自粛したほうが
良いのではないかと思います。

これは、人がどう感じるかどうか、
ということよりかは、被災地に直接影響を
与える可能性のある事柄なので自粛が
必要なのではないか、ということになりますね

過剰な自粛はマイナスを生む

過剰な自粛を行うとマイナスを生むことに
なってしまいます。
自粛もほどほどにすることが大切ですし、
何でもかんでも自粛する、ということは
逆効果なのです。

もちろん、感じ方は人それぞれではありますが、
以下のようなことが起こります。

まず、被災者の方に対する影響。
ひとつは「被災者の楽しみ」を奪う可能性にも
繋がってしまいます。
もちろん、楽しむ暇なんてない!という人もいれば
少しでも気持を別の方向に向けたい!という人がいるのも事実。
しかしながら、例えばテレビ番組など、そういった部分まで
自粛してしまうと、被災地の皆様の数少ない”気を紛らわす要素”
まで奪ってしまうことになってしまう可能性もあるのです。

そして、もう一つは本来、そんなことを思う必要は
ないのですが、あまりにも過剰に自粛をすると
被災地の方々が気を使ってしまう事態になる可能性もあるのです。
過去の震災でも、イベントなどの自粛対して「申し訳ない」というような
雰囲気になってしまっているようなケースも
見受けられました。
これは、過剰に自粛反応をした結果によるものです。
被災地のために、と思って行った自粛が、逆効果になってしまっている、
ということですし、逆に苦しめる行為です。

被災地以外の方に対する影響として、
もちろん純粋にザンネンがる人も居ますが、
過剰な自粛をすることによって、本来あってはならない方向に
影響が出てしまうことがあります。
それは、何か。
”被災地・被災者の方に対する怒り”となって
心無い言葉をかけるような人も出てくるのです。
実際に過去の震災でイベントの自粛などの際に、
被災地に怒りの矛先を向けるような人も居ました。

もちろん、これはその本人の人間性の問題でもありますが、
過剰な自粛さえしなければ、こういう人も少しは
減らすことができたでしょう。
過剰に自粛をする、ということは、
こういう”本来無くてよかったはずの負の感情”を
生み出すことにもなってしまいます。
もちろん、自粛しなければしないで
騒ぎ出す人もいるので、難しいところではありますが、
さじ加減が大事になります。

外野は騒ぐべきではない

よく「それは自粛するべきでは」などと言っている人が
「被災地とは関係のない人」であるケースが
見受けられます。
被災地と直接的に関係のない人が、自粛して欲しい!
などというのはおかしなことです。
”今の時期には不謹慎ではないか”などという声は
もちろん、被災地からも出ますが、
被災地以外の人が大声をあげているケースも
見受けられます。
一体何のために声をあげているのかは
分かりませんが、少なくとも外野が
口出しをすることではありません。

被災地の方が「自粛を!」と言うのであれば
まだ分かりますし、被災地に家族がいるだとか
そういう人が声を上げるのであれば、分かりますが
全く無関係の人間が自粛!自粛!と騒いでいるのは
お門違いですし、そういうことをするべきではありません。

被災地の中には「そんなに自粛しないで欲しい」という人も
居るのも事実ですし、
案外、外野の声の方が大きかったりするのも事実です。

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全員が満足する答えはない

しかしながら、どんなところに気をつけたとしても、
全員が満足する答えを出すことはできません。
50人を満足させれば50人は不満に思う。
世の中とはそういうものですし、
震災後の自粛に関しては、特にデリケートな部分なので
難しいところです。

また、震災後の過酷な状況から不安やイライラを募らせて
そういった部分に怒りをぶつける人も居ますし、
被災地とは全く関係ないはずなのに、
ただ悪戯に騒ぎを大きくする野次馬もいます。

そのため、全てに対応する、ということは
とても難しいことであり、困難なことではあるのです。

なので、ある程度のラインで判断して自粛を
するしかないと思います。
確かに、被災地の妨害になるようなことは
自粛しなければなりませんし、
あまりにも被災者の心を逆撫でするようなものは
自粛するべきでしょう。

ただし、最初から書いている通り、
過剰な自粛は、さらなる負の感情を生むことになり、
有効的な自粛ではないかと思います。
自粛も行き過ぎれば逆効果、ということです。

どこまで自粛するべきか、
どこからがやりすぎなのか。
ここは非常に難しい部分であるのは確かですが、
自粛はある程度のラインで
区切りをつける必要はあるかと思います。

何でもかんでも自粛、というのは
正しいやり方ではないと思います。

もちろん、不満を抱く人も必ず出てきます。
しかし、人間全員を満足させられること、なんて
この世には存在しませんから、
それは仕方のないことでもあるのです。

まとめ

震災後の自粛。
非常に難しい問題です。
今後の震災でも、色々と問題になるかと思いますが、
これには正解はありません。
誰がどのように感じるかなんて、人それぞれなわけですし、
その全てを満足させることなど、
できるわけがないのですから…。

なので、最終的にはそれぞれの企業などの
さじ加減になってくるわけですが、
これもまた、難しいところです。
震災の発生は、誰が悪い、というわけではないのですから
誰も責められるべきではありません。

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