地震には周期はあるの?周期を考えるだけ無駄という現実!

地震には周期性というものがあるとされています。
一定の間隔ごとに大きな地震が発生している、
というものですね。

確かに、過去の地震のデータを見ると
だいたい似たような間隔で地震が発生しているような
ケースも見受けられるには見受けられます。
しかしながら、そういった地震でも何十年単位のズレが
あったりと、あくまでも「おおよその周期」しか
分からないのが現実です。

周期を考えるだけ無駄、という意見も
世の中には多くあり、
海外などでは否定されているような部分があるのもまた、事実です。

周期について、現時点では考えるだけ無駄。
これが答えでしょう。

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周期を気にし過ぎても意味がない?その理由は?

地震の周期を気にし過ぎても意味がありません。
それには色々な理由がありますが、
一番の理由としては「あくまでも目安の一つでしかない」と
いうことですね。

地球の活動は、人間にはコントロールすることもできませんし、
その発生を知ることも、地震に関してはできません。
台風や竜巻など、事前に兆候を確認できる自然災害もありますが、
竜巻に関して言えば、決してそうではありません。

周期を気にしていても、
それが地震の安全確保に繋がるかと言えば、
答えはNoでしょう。
周期性がある(ように見える)地震もありますが、
それも、本当に周期的に来ているのか、偶然そのように見えるだけなのか
と言った部分については謎のままであり、
現時点で、周期のことを考えても、あまり意味はないと思われます。

予測外の場所でも地震は起きている

まず、一つめ。
地震は、予測外の場所でも、たくさん発生しています。
周期、だけで考えれば、まだやってくるはずではなかったような
場所で当然地震が発生して、
大きな被害をもたらしたようなケースも。

そのため、予想外の場所でも地震は起きますし、
未知の断層だとかそういったものが地震を引き起こす可能性もあるため、
周期だけでは地震の発生場所をはかり知ることはできない、
というのも現実になります。

予想外の場所でも地震が現実に起きているわけですから、
周期のことを考えていて、
「まだ周期的に地震は来ないだろう」などというのは
短絡的な考えです。
地球自体の活動も変化する可能性もありますし、
地震はいつ、どこで起きてもおかしくないと考えるべきでしょう。

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来ると言われていて来ない場所もある

逆に、周期的にそろそろ危ない!などと思われている場所も
ありますが、そういった場所に限って地震はやって来ず、
別の場所で地震が発生している、という現実が
あるのも確かなのです。
想定外、想定外ばかりの連続。

現時点の結果だけを見れば
周期など目安としての材料にしかならず
実際には想定外のことばかりおきているのです。

自然災害とは元々そういうものですから
仕方のないことではありますが、
その現実は覚えておかなくてはなりません。

予知には全く使えない

現状だけを見れば”周期”から地震の発生を予知することは不可能です。
地震予知のゴールはいつ、どこで、どのぐらいの強さの地震が
発生するかを予知することだと思いますが、
周期では、それは不可能でしょう。
何十年単位の幅があり、およそ50年ぐらいに一度、
などと言われても、それでは実際には役に立ちません。

漠然と来るかも知れない地震に備えることは難しいですし、
日々怯えた生活を送る、というのも間違えです。
そして、予想外の地震が来ることもある。

つまりは、周期による予知はまったくもって
機能などしていない、というのが現時点での
現実であるかと思います。

今後もいろいろな研究がおこなわれていくのだとは
思いますが、そもそも周期から地震の発生を特定する、
ということはなかなか難しいのではないかと思います。
まだ、他の部分の方が現実味はあるのではないでしょうか。

地球の環境は変わる

地球の環境はずっとそのままではありません。
長い年月をかけて、少しずつ変わってきているのです。
その変化を人類は把握することはできないでしょうし、
地震活動においても、何らかの変化が発生している可能性は
充分にあります。

そんな、変化し続けている地球環境を確実に
予測することは不可能ですし、
周期と言うパターンに当てはめて考えることも
難しいのではないかと思います。

自然災害は今までも”想定外”の連続でした
それは今までも、そしてこれからも変わらないと思います。
これからも想定外な出来事は続くと思いますし、
自然災害とはそもそもそういうものです。

周期においても同じことが言えます。
例えば、地震ではありませんが、
富士山の噴火に関して言えば、周期だけで考えれば
もうとっくに噴火しているはずなのですが
噴火していません。
歴史上、類をみないほどの長さ、噴火していないのです。

これは、人間でははかり知ることのできない”何か”が
富士山の中で変化している証ではないでしょうか。
地震に関しても同じです。
こういった変化は必ずあると思います。
周期だけ見ればもう来ているはずなのに来ていない、
逆に周期だけ見れば、まだ地震が来るタイミングではないのに
地震が発生してしまった…

なんてこともあるでしょう。
周期など、地球の活動の移り変わりを無視したものに
過ぎず、あくまでも参考程度にしかならないのです。

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周期は考えすぎないように

周期について考えるのは時間の無駄でしょう
周期はあくまでも参考程度にしかならず、
そのタイミングで地震がやってくる、なんてことは
誰にも言いきることはできませんし、
周期通りに、まるで機械で決められたプログラムかのように、
地震が来ていることなんてまずありません。

地球の活動は、プログラミングで動いているわけでは
ありません。
そのため、予測外のことも多く起こりますし、
周期などというものは本当にひとつの参考資料にしかならないのです。

地震予測の参考資料として扱う分には良いと思いますが
これを、主な判断材料とするのは危険すぎますし、
あまり周期に振り回されない方が良いのではないかと思います。

普段から備えを

地震災害対策で大切なことは
普段から備えをしておく、ということになりますね。
地震の周期がどうとかではなくて、
まだ周期にあてはまっていない個所でも
地震が発生する可能性がある、ということを
正しく理解しておく必要があります。

そのため、地震に対する備えは
「まだこの地域は安全だ」みたいな流れになっていたとしても
しておいた方が良いです。

避難経路の確認、防災グッズの用意、
倒れやすい家具はないかどうか、
このあたりのことでしたらいつでもできますし、
しておいて決して損にはならないかと思います。

加えて、地震災害が起きた際の安全のための行動などを
頭の中にしっかりと入れておくことも大切なポイントになります。
いざと言う時に安全の為の行動がとっさにできる、ということは
非常に大きなポイントになりますし、
その行動の差が運命を左右する可能性だってあるのです。
そのため、日頃から地震災害に対する知識を身に着けて
おくことはとても大切なことになるのです。

まとめ

周期は確かに目安の一つになるかもしれません。
ただし、上でも書いた通り地球はプログラミングで
動いているわけでもデータで動いているわけでもありません。

そのため、人間にとって予測外の動きを
することもあるでしょうし、
人間には計り知れないものだと思います。

周期を鵜呑みにする、というのは非常に危険です。
周期はあくまでも目安でしかなく、
結局のところ、そこから分かることは
自然災害は人間にはコントロールすることはできない、
という冷たい現実なのだと思います。

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