晴れの予報なのに「発雷確率」が高いのは何故?考えられる理由は?

天気予報では”晴れ”の予報なのに
雷の確率を示す”発雷確率”を見ると
それなりに高い確率が出ている…

そんなこともあるかと思います。

そういう日があると
”晴れの予報なのに、何で発雷確率が高いんだ?”と
疑問に思うこともあるかもしれません。

では、どうしてそういうことが起きるのか。

発雷確率・天気予報を何年間も欠かさずに
見ている経験を元に、解説していきます。
(仕事上、パソコンを使うので時間配分の都合などから
雷の動向を確認しておかないといけないのです…)

スポンサーリンク

何か理由がある場合が多い

晴れの予報にも関わらず、
発雷確率が高い場合に関しては
”何か理由がある”可能性が高いです。

もちろん、発雷確率が高い=必ずしも雷が鳴る、ということではありませんし、
発雷確率が高くなる要素がないにも関わらず
高くなっているようなケースも実際に見たことがありますが、
それらのケースも含め、
”晴れの予報なのに発雷確率が高い理由として考えられること”を
それぞれ順番に解説していきます。

大気の状態が不安定な場合

最も可能性として高いのは
”晴れだけど、大気の状態が不安定”である、という可能性ですね。

大気の状態が不安定だけど、元々の天気は良い、という日は
天気予報上では「晴れのち雨」などの表記になる場合もあれば、
表記上は「晴れのちくもり」などである場合もあります。

しかし、それでも大気の状態が不安定な場合は、
雨マークなしでも降水確率がそれなりに高かったり、
降水確率は20%程度でも発雷確率だけは高かったり、
そういうことも実際に多いです。

晴れの予報なのに発雷確率が高い、という場合に
まず疑うべきなのは
”大気の状態が不安定な日じゃないかどうか”という点ですね。

天気予報のマークだけではなく、
解説文まで読めば、大気の状態が不安定な日に関しては
そのことが明記されている場合がほとんどなので、
気になる場合は天気予報の文章まで
読んでみると良いと思います。

特に”寒気”は待機の状態を不安定にすることが非常に多く、
発雷確率に関しても”寒気”がやってきている日は
かなり上がっていることも多いので、
この点に関しては注意が必要な部分になりますね。

スポンサーリンク

気温が非常に高い場合

気温が非常に高い場合、
発雷確率はある程度上がる傾向にあります。

雲一つないような快晴の日の場合は
猛暑日などであっても発雷確率も上がらないことが
多いですが、気温が高ければ高いほど
”ほんのわずかな不安定要素でも”発雷確率の表示上では、
発雷確率が大幅に上がるようなケースもあります。

もちろん、実際に気温が上昇していれば上昇しているほど、
大気の状態も不安定にはなりやすいですが、
それほど不安定でなくても、発雷確率上、
数字が高くなりがちな傾向にあるので
(場合によっては必要以上に高く表示されているようなケースも
見たことがあります)
あまりにも気温が高い日は、
特に雷予報が無くても、発雷確率が多少、高く出るケースがあります。

何らかの不具合と思われるケースも

実際に毎日発雷確率を見ていると分かりますが
”発雷確率が上がる要因がないのに、無駄に高く出ている”
ケースも実際に何度か確認しています。

例えば天気予報が晴れで、
雨の予報もなく、大気の状態が不安定という予報もないのに、
色がついているようなケースですね。

低い確率を示す色ならともかく、
稀に”高い発雷確率を示す色”が、
何のそういった要素もないのについてしまっているケースが
”ごく稀に”これまでに何度か確認できました。

原因は不明ですが、
システム上で、何か”発雷確率を高めるような要素”を誤検知
してしまっているだとか、そういったことが考えらえられます。

実際に晴れで、降水確率も低く、雷注意報が出ていないにも関わらず
発雷確率レーダー上だけ、発雷確率が高い、という現象を
数度、見たことがありますので、
”確実に正確であるとは限らない”ということは
頭の片隅に入れておくと良いと思います。

どんなところをチェックすればいいの?

もしも晴れの予報なのに、発雷確率が高い場合は
どのような点をチェックすれば良いのでしょうか。
”無駄に不安を感じないためにも”下記のようなことを
チェックしてみましょう。

・大気の状態が不安定の予報が出ていないかどうか
・1時間だけ雨の予報の時間帯がある、などのことはないかどうか
・気象庁やウェザーニュースなど、各社の予報はどうなっているのか

こういった情報をそれぞれ確認し、
”雨の予報はなく、大気の状態が不安定だという予報もない”
と、いうような場合に関しては
何らかの理由で誤って発雷確率が高く表示されてしまっている
可能性が高く、あまり怖がる必要はありません。

逆に、晴れマークだけで大気の状態が不安定だと
予報に書かれているようなケースの場合には
発雷確率が高いのはそのせい、と言うことが分かります。

晴れの予報だけど、発雷確率が高い!なんで?と言う場合は
そういったところをチェックしてみると
それが”間違い”なのか”何か理由があるのか”を、
識別できるはずです。

まとめ

晴れの予報なのに発雷確率が高い、という場合は
大抵の場合”何か理由がある場合”が
ほとんどです。

ただし、稀に何の理由もなく
実際に雷が鳴る確率も低いにも関わらず
何故か発雷確率が高く出てしまっているような日も
ごく稀に存在するので、
そういった場合は必要以上に怖がる必要はありません。

発雷確率に惑わされすぎず、予報などと組み合わせつつ、
有効活用していきましょう!

タイトルとURLをコピーしました