晴れているけど雷が鳴っている!注意するべき点は?

雷が鳴っている時には
「雨も降っている」というイメージの人も
多いと思います。

しかしながら、雷は必ずしも「雨が降っている時だけ」のものではなく、
場合によっては”晴れているけど雷が鳴っている”というような
状況に遭遇することもあります。

流石に、空一面が青空の時に雷も聞こえる、ということは
まずないと思いますが
今はまだ晴れているけど、遠くの雲から
雷が聞こえる!みたいなことは
時々あることです。

何故、雷が聞こえるのか、
何か注意する点はあるのか、
その点について解説していきます

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晴れているのに雷が聞こえる理由は?

晴れているのに雷が鳴る理由…
それは、近くに「積乱雲」が存在するから、
ということになります。
ただし、雷の音は、積乱雲の範囲よりも
広範囲に拡散するために、
積乱雲が直接存在している場所の周囲にも
その音が届く、ということになります。

また、”雨が間もなく降り出す”けど、
まだ降っていない、というケースも
考えられますね。
(この場合は既に曇っているとは思いますが)

そのため、晴れているのに雷が聞こえる、
という場合は”そう遠くない場所で、雷雨になっている”と
考えるのが妥当です。

近いうちに雨が降り出す可能性も

雷の音が聞こえる、ということは、
先ほども書いた通り”そう遠くない場所に”積乱雲が
存在することを示しています。

そのため、その積乱雲がさらに発達したり、
移動したり、大気の状態が不安定で、また別の
積乱雲が発生したり、そういう可能性は
十分に考えられます。
近くで雷を鳴らしている積乱雲がさらに発達すれば、
今、自分がいる場所でも雨が降り出す可能性は
十分にありますし、
大気の状態が不安定になっているような状態では
周辺の地域に、また別の積乱雲が発生してしまう
可能性も十分に考えられます。

当然、”近くで雷を鳴らしている”雲が
移動してくる可能性もあります。

いずれにせよ”近いうちに雨が降り出す可能性”は
非常に高い状況になっていますから、
その点に関しては注意をした方が良いでしょう。

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絶対に雨が降り出すとは限らない

↑のようなことを書きましたが
逆に「100%雨が降り出す」とも限りません。
雷が鳴ったからと言って、
絶対に雨がそのあと降ってくる、とは
限らない、ということですね。

その理由として考えられることは、
”雨雲が自分のいる場所に来なかった”ということです。

雨が降っていないけど、雷が聞こえる状況、と言うのは
付近に雷を鳴らす力を持った積乱雲などがあることを
示していますが、
それが必ずしも”あなたの今いる地域”に移動してくるとは
限りません。

すれすれの場所を通過したり、
ギリギリのところで雨雲の発達が止まったり、
別の方角に発達したり…
そういった場合は、雷の音だけで
雨雲自体は被らないまま、無事に晴れる可能性も
0ではありません。

そのため、警戒は必要ですが
100%雨に繋がる、とは限らないのです。

音が聞こえたら屋内に避難が確実

晴れているけど、雷の音が聞こえた、という場合には
可能であれば屋内に避難する、というのが
一番確実な安全対策になります。

少なくとも、本格的に降り出すまでには
まだ一定の時間(それでも、数分だったり数十分だったりと
それほど時間に猶予がないケースも多いですが)が
あることが多いので、
その間に、安全な場所へと避難する、
ということが、大事な対策の一つになってきます。

雷が人間に直撃してしまって…
などというい可能性は確かに少ないのですが、
実際にそういう事故も起きていて
命を落としている人もいます。
雷の音が聞こえてきたら、
屋内に避難するというのが一番”確実”な
安全対策ですので、
”それができない場合”を除き、
雷の音が聞こえてきたら屋内に移動する、
というのが、ベストな対応になります。

雨雲レーダーなどで天気を確認

”晴れているけど雷が鳴っている”という
状況に直面した場合、
確認できるのであれば、雨雲レーダーなどを
確認すると、分かりやすいと思います。

先ほども書いた通り、
雷が聞こえている以上、近くに
雷を発生させている雲があることを示します。
その雲がどこにあるのか、ということを
雨雲レーダーでは確認することができますから
活用できるのであれば、していくことをおすすめします。

雨雲レーダーを見ると、
雨雲が今どこで雨を降らせているのか、
今どこで、雷が発生しているのか、
ということが分かりますし、
今後の予測もある程度は立てられると思います。

過去の分布なども見れば
雨雲がどんな感じで移動・発達しているのかも
大体予測できますし、
「雷の音が聞こえているだけ」で終るのか
「このあと、自分のいる場所に雨雲がやってくるのか」も
大体は分かると思います。

一番良いのは屋内に移動してしまうことですが
参考までに雨雲レーダーを活用していくと
より良いのではないでしょうか。

ちなみに、雨雲レーダー的なものは
ネット上にいくつかありますが
個人的には気象庁の雨雲レーダーを
一番おすすめしています。
雷レーダーも用意されていて、
雨の位置、雷の活動状況も非常に
分かりやすいです。

雨雲は5分単位、
雷は10分単位で情報が更新されるので
比較的最新の情報が見れるのも良いところですね。

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雨が降ってなくても絶対安全とは言えない

雨が降っていない状況だと
雷が鳴っていてもついつい安心してしまう
ような人もいるかもしれませんが
雷の音が聞こえる以上は、注意してください。

過去には、雨が降っていない状態の落雷で
事故が発生したケースも実際に存在しています。

”雷の音”が聞こえる以上、
絶対に安全と言い切ることはできません。

もちろん、雨が降っていても、雨が降っていなくても
雷に打たれてしまう可能性、というのは
割合から言えば、本当にごくわずかな可能性であることも
また事実ですが、
それでも、自分がその”ごくわずかな可能性”にぶつかって
しまう可能性だって、十分にあるわけですから
その点はよく注意しておかなくてはいけません。

どうしても外にいなければいけない、という理由が
ないのであれば、出来る限り
屋内に移動しておくことをおすすめします。
これから雨も降って来るかもしれませんし、
晴れていても、急に雷による被害が
出る可能性も0ではありません。

わざわざ危険な屋外にいる必要は、
全くないのです。

光だけ見えるケースも…?

逆に「光だけ見えるケース」も存在します。

この場合に関しては「音だけが聞こえるケース」よりも
雷の活動が活発な地域は”遠い”可能性が高いです。

音が聞こえるケースよりも、
”音が届いていない”ことを示しますから
ある程度の距離がある、ということですね。
ただし、音が聞こえないような距離からでも光が
見える、ということは、
その影響を直接受けている地域では、
非常に激しい雷雨になっている可能性も高いです。

音だけ聞こえるケースと比べると、
距離がある場合が多いので、
焦る必要はないですが
当然、光が見える距離には雷雲があるわけですから、
できれば屋内に移動する方向で、行動したほうが
より安全であるかとは思います。

(詳しくは⇒光だけ見える場合も参考にしてみて下さい)

まとめ

雷の音だけが聞こえるようなケースでは、
積乱雲などが近くに存在している可能性も高く、
今いる地域でも、まもなく雨が降り出す可能性が高いです。

そのため、できれば屋内に避難する、
というのが一番の安全対策になりますね。

もちろん、必ずしも、自分の今いる地域に
その雨雲が移動してくるとは限りませんが、
警戒しておくに越したことはありません。

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