「気圧の谷」という言葉を
聞いたことはあるでしょうか?
天気予報などで
「気圧の谷の影響により、急な雷雨や強雨の可能性が」
みたいなことを聞く機会もあると思います。
ただ、”気圧の谷”がそもそも何なのか、
ということは、あまり知らない人も多いと思います。
気圧の谷どうこう言われているときでも、
天気図を見たりすると
低気圧があるわけでもなく、
「特に何もないんだけどなぁ…」なんて思うことも
よくあることです。
では、この気圧の谷とは何か。
気圧の谷云々言われた時には、
どんなことに注意をすれば良いのか。
それを見ていきましょう。
気圧の谷ってなに?
気圧の谷とはなにか。
複雑な説明をしても、余計に意味不明、と思ってしまうと
思いますし、気象予報などを仕事にしているのでなければ
ざっくり理解しておくだけでも十分かと思いますので、
ものすごくシンプルに説明してしまうと、
「高気圧と高気圧の間に存在する周囲より気圧の低い部分」の
ことを言います。
高気圧を山に例えるのであれば、
その山に挟まれて低気圧(谷)が存在する、
という感じのイメージですね。
これが、気圧の谷、と呼ばれるものです。
上空に気圧の谷が存在することによって、
地上では低気圧が発達しやすい状態になり、
これによって、天気の急変などが
発生することになります。
簡単にざっくりと説明すると、こんなところですね。
高気圧に囲まれて低気圧が存在する部分…
それが急激に天気を悪化させる要因になる場合が
ある、ということになります。
どんな変化が起きるの?
気圧の谷の影響を受けるとどんな変化が起こるのか…
と、いうと、ご存じの通り、突然の天気の急変などが
発生する可能性が高まります。
もちろん、気圧の谷の影響を受けるような状態でも
全ての地域が雨になるとは限りませんが、
その可能性が高まり、
午前中は晴れていても、急激に天気が悪くなってきて
雷雨になったり…だとか、そういうことが
起きてしまう可能性が高まる…ということになります。
急な雨などを引き起こしやすくなる、
ということですね。
予報が出ている日はどうすれば?
気圧の谷の影響で…と言われている日に
関しては天気予報をいつも以上に注意深く
確認し、自分が外出する予定があるのであれば、
「急な雨の心配はないのかどうか」を
確認しておくことをおすすめします。
また、天気予報で気圧の谷の影響で~とか
そういうことを言っている日は
「天気が急変しやすい日」であることを
示しています。
出かける際に雨が降っていなかったり
晴天だったとしても、
急な大雨や雷雨などの可能性がありますから
そういうことも想定して、雨具などを
忍ばせておいた方が安心です。
天気の傾向は?
「気圧の谷」の影響をうける日の
天気の傾向としては
「急に天気が崩れる」ということですね。
基本的には、最初は晴れていて
午後を中心に急激に天気が悪くなり、
最終的には大雨や雷、
もっとひどい場合は雹なども降って来る…
という感じになっています。
朝から天気が悪くて1日中雨が降っている…
とかそういう感じの天気ではなく
急激な雨…という感じの天気になることが多く、
雨は基本的には短時間の間に一気に
振るようなことが多いです。
短時間ではありますが
猛烈な勢いで雨が降ったり、
落雷などによる事故の危険性も
考えられますから
そう言った部分にはしっかりと
注意をしておくことをおすすめします。
必ず天気急変になるの?
気圧の谷の影響を受ける…と言われている日は
必ず天気が崩れるのかどうか、と
言われれば、その答えは「ノー」です。
あくまでもその”可能性”が高くなる、というだけのことで
100%急な雨が降り出す、とは限りません。
気圧の谷による影響云々言われていたけれど
実際には天気が崩れることはなく、
そのまま晴天で終わる…
なんて可能性も十分にあることです。
このあたりは、実際にその日になってみないと
分からないことで、
天気予報でいかにもゲリラ豪雨が来るようなことを
言っていても、実際にその日の夜になってみると
「あれ?なんともなかったぞ…?」みたいなことも
時々あることです。
これは、気圧の谷云々に限らず、
天気予報とはそういうもので、
100%その通りに当たる、ということでは
ありませんから、
気圧の谷がどうこう言われている時であっても
絶対に雨が降るのかどうか、と言われれば
答えは「ノー」ということになります。
もしも急な雨に巻き込まれたら…?
気圧の谷の影響による
急な雨や雷雨に巻き込まれた場合の対処法としては
やはり「屋内に移動する」ということですね。
どうしても無理な場合もあるとは思いますが
可能な場合は屋内に移動しましょう。
カミナリを伴っているような場合であっても
屋内に移動することによって
身の安全を確保することができます。
気圧の谷の影響による急な雨などに関しては
比較的短期間で天気が回復する傾向も強いですから、
一時的に避難する、というのが
ベストな対策ではないでしょうか。
ムリな場合に関しては、
カミナリを伴っている場合は
危険な場所は回避
(広い場所・高い場所・木の側・川の周辺など)
するようにしましょう!
まとめ
気圧の谷の影響を受ける際には、
天気の急変など、そういったものに
注意しておきましょう!
朝は晴れているような場合でも
油断しないようにして、
空模様が怪しくなってきたら
出来ることなら早めに屋内に
移動しておいた方が、安心です。
特に、夏場はそういうことも多くなりがちなので
注意するようにしましょう!