雷注意報の意味とは?注意報が出たらどうすれば良いの?

気象庁が発する色々な警報や注意報、
一度ぐらいは耳にしたことがあるかと思います。

大雨洪水警報だとか、竜巻注意報だとか
色々な種類がありますよね。

雷に関しても、
「雷注意報」というものが存在しており、
落雷や雷などによる、災害や被害に対する
注意喚起の意味合いを持つものです。

ですが、雷注意報、などと言われても
注意報が出たら何をすればいいの?と思ってしまいますよね。

今回は、雷注意報について、ご案内していきます。

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この注意報の意味は?

雷注意報は、落雷による災害が発生する可能性があると
されるときに発される注意報になります。
ゲリラ豪雨などが近づいているときに関しても、
こちらの雷注意報が出されることがあります。

この”注意報”とは、何なのか。
避難などをしなくてはいけないのか?
などと思ってしまう人もいるかと思います。

確かに「雷注意報」と言う言葉は聞いたことがあっても、
どうすれば良いのか、ということまでは
知らない方が多いと思います。

雷注意報について、詳しく見ていきましょう。

念のため注意、という意味合い

そもそも、注意報とは”念のため警戒して下さい”という
レベルのお話です。「警報」だとかそういう言葉も聞いたことが
あると思いますが、この注意報に関しては、それよりも下のランクに
位置するもので、雷注意報の場合で言えば
「これから雷が鳴って、被害をもたらす恐れもあります
念のため注意してくださいね」という意味合いになります。

なので、必要以上に深刻に考える必要はありません。
しかしながら、雷が鳴る可能性があり、
雷による被害などが出る”可能性もある”という状態ですから
念のため、注意しておくようにすると良いかと思います。

また、雷注意報が出ている、ということは
当然、大気の状態が不安定だったりするため、
急な強い雨、突風、ひょう、竜巻などにも、
念のため注意しておきましょう。

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必ずしも雷が鳴るわけではない

”注意報”はあくまでも、雷に注意して下さいね、の意味合いです。
そのため、例えば、現在、晴れているような状態でも、雷の心配があったり、
すぐ近くの地域で雷が鳴っているようなケースもあります。
雷注意報が発令された場合でも、必ずしも自分のいる地域の
天候が悪い、とは限りません。
晴れていたり、「本当に雷が鳴ったり雨が降ったりするのか?」と
いうようなケースも会実際にあります。

ですが、雷注意報が出ているということは、
このあと、急激に雨雲が発達する恐れがあったり、
周辺の地域で局地的な雨が降っていたりする可能性も高く、
たとえ現在、晴れているとしても警戒することは必要になります。

ちなみに、雷注意報が出ている場合”注意はしたほうが良い”ですが、
必ずしもそのあとに天候が崩れてしまうとは限りません。
ずっと晴れたまま何事もなく終わる可能性もあります。
あくまでも”注意”ということですね。

避難などをしなくてはいけないの?

雷注意報が出たら避難しないといけないのか?
と言われれば決してそんなことはありません。
あくまでも「注意して下さいね」の意味合いなので、
避難勧告などではありません。

避難しなくてはいけないの?と言われれば、
答えはNoです。
強制力のあるものでもありませんから、
雷注意報が出たからと言って、何かしなくてはいけない、
ということはありませんし、
何もしなかったからと言って、何かペナルティが
発生するようなことはありません。

また、学校や仕事に対する影響もありません。
学校は大雨洪水警報などが出ていると自宅学習になったり
することもありますが、雷注意報では何もないので、
通常通りの授業になります。
ただ、会社に行くにせよ、学校に行くにせよ、
雷が鳴る可能性は高くなっていますから。その点に関しては
しっかりと注意をしておくようにしましょう。

どうすればいいの?

雷注意報が発令されたらどうすれば良いのか。
上でも書いてある通り「雷に注意して下さいね」ということなので、
近い時間に雷が鳴り始める可能性は充分にある、ということですね。
そのため、できることなら、安全な室内に移動しておいたり、
外出である場合は、なるべく早めに、安全な室内へと
移動しておくことをおすすめします。

もちろん、雷が鳴らない可能性もあるのですが、
それが一番確実な方法であるかと思います。

全く何の兆候もないときに、雷注意報が出ることは
ありませんから、大気の状態が不安定だったり、
近くで雷が発生していたり、そういうこともあるのです。
そのため、様子を見ながら安全な場所に移動できる状況であれば
移動しておくのが、ベストな行動です。

後述のレーダーなども利用しながら
天候の急変などに注意しつつ、行動していく、
という感じで良いかと思います。
少なくとも「雷注意報」が出たから、避難しなきゃ!だとか
そういう意味ではなく、雷に対して備えておく、ぐらいの
行動で大丈夫です。
自宅などに居る場合は、使っていない家電の電源などを
抜いておくと良いかもしれません!

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周辺の天候を確認する

明らかに今にも降りそう!という場合は分かると思いますが
「え?今晴れてるけどなぁ」というケースもあるかと思います。
しかしながら、上でも書いたように、雷注意報が出ている、
ということはなんらかの根拠があって、それが出ているのです。

そのため、念のため、周辺の転機を確認しておくことを
おすすめします。

一番分かりやすいのは、気象庁のサイトに用意されている
「雨雲レーダー」でしょうか。
雨雲レーダーで周辺の雨雲の動きや降水量などを
5分刻みで見ることができますから、大きな参考になるかと思います。
また、合せて「雷レーダー」も公開されており、
こちらも、10分単位で雷の活動状況を見ることができますから
確認してみるのが良いと思います。

レーダー上にも、何も雨雲がないようであれば、
とりあえずは大丈夫だと思いますが、雷注意報が出ている場合、
急激に天気が変化する可能性は充分にありますから
そちらに関しては注意しておかなくてはいけません。

更なる警報が出ることも

雷そのものに関する警報・注意報は
「雷注意報」のみで、他の種類はありません。
が、発達した積乱雲などから大雨などが予想されるような
状態になると「大雨警報」だとか「大雨洪水警報」だとか、
その時に予想されるものによって、色々な警報が
発令されることになります。

これらにも強制力はありませんが、
雨などによる危険が予測されている状態ですから、
自分でしっかりと注意して行動するようにしましょう。

雷警報がない理由としては、
色々と言われていますが、
雷という局地的・局所的なモノに対して
「警報」出すのがなかなか難しいという理由などが挙げられており、
現時点では雷に対する警報は存在しません。

ただ、当然のことながら、雷は人に落ちる可能性があります。
実際にそれで犠牲になってしまっている人もいるわけですから、
雷注意報であっても、雷が鳴ってきている場合に関しては
しっかりと安全な場所に移動するなどして、対策するようにして下さい。

まとめ

雷注意報はあくまでも「雷に注意して下さいね」という意味合いです。
実際に雷が鳴ることもあれば、鳴らないこともありますが、
そういう可能性はある、ということなので、
雷注意報が出ているときは、少しだけ、いつもよりも
雷を意識して行動するようにすると、良いかと思います。

最終的には雷に関しては自己判断になるので、
あまりにも酷い場合などはしっかりと屋内に
移動するようにして、身の安全を図って行くようにするのが
ベストであると思います。

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