地震発生時に電話がつながらない!どうすればいいの?

地震発生直後に、
電話がつながらなくなる、という事例は
多く存在します。

東日本大震災や、大阪で地震が発生した時などにも
そういった事例は起きていました。

これは、大勢の人間が一斉に電話を使うことにより
混雑してしまい、結果的に電話が繋がらなくなったり、
地震により、設備面が打撃を受けたり、
停電が発生したりすることによるものです。

ですが、地震発生時には、一刻も早く安否を確認したかったり
仕事上の連絡をしたかったり、
色々な事情で「早く連絡したい!」ということも
あると思います。

では、地震発生直後に電話が繋がらない場合、
どうすれば良いのでしょうか。

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スマホは大混雑して繋がりにくい

まず、スマホによる電話は
大きな地震などが発生した場合
確実にパンクして、繋がりにくくなります。

何度電話をかけても、全く繋がらない、
という状況が続くことになるでしょう。

もちろん、それでも定期的に試してみても
良いのですが、「スマホ以外の方法」を
覚えておくと、案外、
そちらの方が早く繋がったりだとか、
そういうことも考えられますので、
いざという時のために、覚えておくことをおすすめします

メールなどを利用する

まず、スマホでの通話がダメなのであれば、
”文章”の方での連絡を試みてください。

メール、SMS、LINE…色々あると思います。

電話はダメでも他のものであれば
通じる可能性は十分にありますので、
連絡を取りたい相手の、メールアドレスか
LINEを知っている場合は、それを、
それらを知らない場合は、
電話番号さえ知っていれば
(相手がスマホか携帯電話なら)SMSを送ることが
できますから、それらを試してみましょう。

もしかしたら通じる可能性があります。

メールに関しては相手が複数アドレスを
持っている場合(例えばスマホとPCなど)
それら全てを順番に試してみるのも一つの方法です。

ただ、注意点として
混雑していてうまくつながらない、などの
トラブルが起きている場合、
時間差で相手に届く可能性があります。

例えば、18時に送信したものが、
深夜2時に届いたりする可能性もあるので、
あまり大量に送るのは
やめておいた方が良いかもしれません。

LINEなどの場合は「既読」を確認できますから
それを一つの判断材料にすることも可能です。

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固定電話からの電話を試す

スマートフォンや携帯電話が
一番利用者が多いために
一気に利用量が増えて、
あっという間にパンクしてしまいます。

そのため、スマートフォンや携帯電話以外の電話を
利用するのも一つ、試しておきたい部分になります。

固定電話が自宅にあったり、会社にあったりするのであれば、
そういったものからの電話を試す、というのが
一つの方法になります。
スマホからは繋がらない場合でも、繋がる可能性は
十分にあるので、まず、試してみると良いでしょう。

また、連絡を取りたい相手が
スマホ以外にも固定電話を持っているのであれば
「固定電話から固定電話にかけてみる」
というのも一つの手段になります

公衆電話からの電話を試す

案外、電話が繋がる可能性が高いのが
公衆電話ですね。
今となっては、公衆電話の数もだいぶ
減ってしまっていますが、
案外、繋がる可能性のある抜け道の
ようなものになっていますから
スマートフォンや固定電話などが
どうしても使えない場合、
公衆電話を使って連絡を試みてみるのも
良いのではないでしょうか。

日ごろから職場や自宅の近くに
公衆電話があるかどうか、ということを
確認しておくと安心です。

テレホンカード!というイメージも
あるかもしれませんが10円玉などの小銭が
あれば、それでも電話することはできますので、
もしもの時は、活用してみても良いのではないでしょうか。

「公衆電話はスマートフォンや固定電話などと比べると
 緊急時は繋がりやすい」ということは
覚えておいても、損ではないでしょう。

何回か挑戦してみる

一度で電話がかからなくても
何回か挑戦することで、電話が繋がる可能性もあります。
何十回も何百回もかける必要はありませんが、
数回であれば試してみるのも良いのではないでしょうか。

ただし、状況によっては何度試しても
繋がらないこともありますし、
このあたりは、臨機応変に判断をしていく、
ということが必要になってきます。

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少し時間を空けてみる

どうしても今すぐじゃないといけないんだ!
という状況の場合は、ともかく、
そうでない場合は、少し時間を空けてみる、
というのも一つの方法になります。

混雑状況が緩和される可能性もありますし、
上手く、時間帯がずれることによって
電話が偶然であったとしても、繋がる可能性もあります。

急ぎの緊急の要件である場合は、この方法を
使うことはできませんが、
そうでないのであれば、
少し時間を調整し、再度またチャレンジしてみる、
というのも選択肢の一つです。

相手が確実に出られるとは限らない

災害が発生した際には、
相手が無事であっても「電話に出られる状況ではない」という
ことは、十分に考えられることです。

心配になってしまう気持ちも分かりますが、
電話がどうしても繋がらない場合、まずは自分のことを優先し、
少し落ち着いてから…という風に
順序を変えていくことも、大切なポイントの一つになります。

相手の安否が心配な気持ちは分かりますが、
安全な状況であったとしても、
電話に出られるような状態であるとは限りません。
その点は、理解しておき、
場合によっては少し時間を空ける、ということも
大事になります。

災害伝言ダイヤルを利用する

災害時には、伝言板の役割を果たす
「災害伝言ダイヤル」というものも
存在しています。
電話が上手く繋がらない場合、
相手と連絡が取れない場合に関しては
こういったものの利用を考えてみるのも
一つの方法ですし、
もしもの時のために、災害伝言ダイヤルの存在は
覚えておくと良いと思います

大規模な災害発生時に開通し、
「171」で利用することが出来るものに
なっています。

もちろん、災害伝言ダイヤルを利用した後に
連絡がつけば、それはそれで良いですし、
災害伝言ダイヤルを通じて、何か相手の状況が
分かる可能性もあります。
もしもの時のために
「こういうものがあるんだ」ということは
覚えておいても、損ではありません。

ただ、小規模な地震とか、そういったものの時は
利用できませんので、その点は
注意してください。
(小規模な地震の場合は、そもそも電話がパンクすることも
ないとは思いますが)

身の安全の確保が優先

地震発生時は「電話すること」が優先になってしまっては
いけません。
当然のことですが、まずは自分と、その周囲の身の安全を
確保することの方が先決ですし、
それを疎かにしてしまうと、
最悪の場合は大けがをしたり、命を落としたり…
ということに繋がってしまう可能性もあります。

ですので、”身の安全の確保”を最優先する、
ということは、絶対に忘れないようにして下さい。

相手の身の安全を心配することは
勿論、良いことですし、
自分の安全が確保できているのであれば、
電話をするのも良いのですが、
まず、自分自身の安全を確保する、という
順序を忘れてはいけません。

まとめ

相手に電話をする前に、
まず自分自身の安全を確保し、
それから、連絡を試みるようにしましょう。

スマホは普段、便利なものである一方、
こういう有事のタイミングでは
「不安定」なものであるのも事実です。

公衆電話など、普段はまったく見向きも
しないようなものが
予期せぬ助けになることもありますので、
一応、いざと言う時のために
覚えておくと、良いのではないでしょうか。

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