雷による停電や、
電気的なトラブルによる停電であれば
基本的には長くて数時間で、解消されることが
ほとんどであるかと思います。
しかしながら、地震などの自然災害による
大規模な停電が発生してしまうと、
色々と不都合な点が出てきてしまうと思いますし、
場合によっては数時間どころか、数日、それ以上の規模で、
停電が続く可能性もあります。
そうなってくると生活に壊滅的なダメージを
受けることになってしまいます。
いざという時に、電気が使えず困ってしまわない為に
停電時のための対策をしっかりと覚えておくことは
とても大切なことになります。
停電に備える!
停電すると何がおきるのか。
まず、当たり前のことですが、電気が使えないわけですから
家電製品全般を使うことができなくなってしまいます。
照明はもちろん、冷蔵庫、洗濯機などの必需品から
冷暖房、給湯器などなど、あらゆるものが
利用不可能な状況に追い込まれてしまうのです。
また、それだけではなく、充電もできなくなって
しまうわけですから、スマートフォンやタブレットなどの
充電が必要なものに関しても利用できなくなってしまいますし、
マンションなどの集合住宅では、電気を利用して
水をくみ上げている場合もあり、
その場合は、電気だけではなく、水も利用できな状態に
なってしまいます。
そのため、生活に大きな打撃を与えることになってしまいます。
そうなってしまわないためには、
どのような対策をしていけば良いのでしょうか。
それを一つ一つ見ていきましょう。
明かりを確保する
まず、停電が長引く場合に確保したいものが「明かり」になりますね。
昼間などの明るいうちは構いませんが、
夜になり、暗くなってくると、明かりが無い状態というのは
非常に危険な状態になります。
足元も危険ですし、身動きが取れなくなってしまいますので、
明かりを確保しておくことはとても大切になります。
”普段の夜”を思い浮かべてしまってはいけません。
例え、自宅内のすべての電気を消したとしても
近所の光や、街灯の光などが世の中には満ち溢れています。
停電の際は、それらも全て消えてしまいます。
そのため、いつものような状態ではなく
”異様な暗さ”になってしまいます。
そういった状況に対応するためにも、明かりは確保
しておくようにしなくてはいけません。
懐中電灯など、電池などで得られる光を
常に用意しておくことをおすすめします。
また、懐中電灯など以外では、
蝋燭など、火による光も用意しておくと
いざという時の助けになってくれるかと思います。
ただし、火を用いるものを使う場合に関しては
火災にならないように気を付けるようにして下さい。
また、電池を使うものを使う場合、
電池を用意していないとお話になりませんから
電池の在庫は確認しておきましょう。
懐中電灯に入れっぱなしの電池などは
何年もそのままにしていれば使ってなくても
無くなってしまいますから、定期的に
確認をすることが大切になります。
水を確保しておく
光の備えの次に必要になるのが、
「水」の備えですね。
先ほども書いた通り、停電した際には
断水が発生する可能性があります。
また、マンションで無くとも、
停電が発生するような自然災害(地震や台風など)が
発生した際は、停電とは別の要因で断水が
発生する可能性は十分にあります。
そのために、停電に対する備えを考えるのであれば
断水に対する備えも考えておいた方がより安心で
あると思います。
非常時のために、飲料水をある程度多めに
備蓄しておくようにすると、いざというときのための
飲み水になりますし(ペットボトルを買っておくなど)、
生活用水も用意しておくと、
停電・断水が続いてしまった場合に関しても、
何もないよりかは、全然マシな状態を生み出すことが
できるのではないかと思います。
情報源を確保しておく
情報源を確保しておくことも非常に
大切なことになります。
地震災害、台風など、自然災害の際には
情報収集が自分の運命を左右することになる場合も
あるのです。
しかしながら、停電してしまうと、
情報源が絶たれてしまいます。
そのため、何らかの情報源を確保できるように
しておくと良いかと思います。
災害に関する最新情報を知ることが出来ない、
というのは身の安全にも関わる重大な事項ですし、
何の情報も入って来ないと、精神的に不安に
なってしまう恐れもあります。
停電時にはパソコンは使えません。
テレビも見れなくなります。
スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどであれば
ある程度の間は情報収集できますが、
停電が長期化した場合などは、
モバイルバッテリーの類だけでは、
いずれ、電源が切れてしまうでしょう
なので、対策としては
電池式のラジオ(自分で発電できる系統のものでも可)を
用意しておき、非常用にある程度乾電池を用意しておくか、
もしくはスマホなどのモバイルバッテリーや
乾電池を使用する充電器などを一定数用意しておくなど
”コンセントを通さないで充電できる”情報収集手段を
用意しておくようにしましょう。
防寒グッズが必要
夏場の場合はともかく、冬場に停電が続くと
本当に寒い状態が続きます。
普段、何気なくストーブや暖房の恩恵を受けた
生活をしている人がほとんどだと思いますが、
本当に冬場に停電してしまうと、想像を絶するほどの
苦痛を味わうことになってしまいます。
そうなってしまわないためにも、
防寒対策をしておく必要があります。
停電した時どうするか、ということを想像してみると
まず、電気を使う暖房器具は全て使えません。
電気ストーブは使えませんし、石油のストーブでも
電気を用いたものは使えません。
当然、ホットカーペットもハロゲンヒーターも、
エアコンも使えないわけです。
かなり寒い状態であることは想像できるのではないでしょうか。
冬場、特に夜、さらに気温の低い地域の場合だと
本当に命にもかかわるような状態になってしまいますから
防寒対策は必須なのです。
防寒対策と言っても、電気が使えないわけですから
使えるものは、本当に限られています。
カイロだとか、寝袋、布団、毛布、ジャンパーなどの上着。
このぐらいの対策しかできません。
ガスや電気を使わないストーブであれば、
利用することもできますが、火を使うタイプの場合
地震災害の場合は余震が頻発する可能性もあるので
とても危険です。
状況に応じて、使い分けていく必要があります。
避難所などに移動する
いざ、停電してしまってそれが長期化する場合で、
自宅での生活が困難な場合は
避難所に移動するなど、その場その場で状況を
判断しつつ、対応していくことが
大切になります。
また、どんなに”備え”をしていても、
自然災害の際にそれがそのまま利用できる状況かどうかは
分かりません。
何らかのトラブルで用意しておいた”備え”が無意味に
なってしまう可能性も十分にありますから、
その場合に関しても、考えておかなくてはなりません。
対策しておくことはとても大切なことですが、
実際に、停電してみると思い描いている通りに
ことが進まないこともあります。
まとめ
停電が長引く場合、色々な影響が
考えられます。
また、自身災害の場合は停電だけではなく、
停電以外の要因で、断水する可能性もありますし、
ガスが止まる可能性もあります。
ライフラインが全て止まってしまうと、
本当に不便かつ、苦しい生活を強いられることに
なってしまいます。
どんなに備えをしておいたとしても、その状況を
どうにかできるわけではありませんが、
少しでも、良い状況にするためには、
日頃からの備えがとても大切になってきます。