東京湾を震源とする地震の特徴は?大きな地震は来るの?

東京湾を震源とする地震も
時々起こっています。

東京湾という場所を聞くと
どうしても首都直下の地震だとか、
そういった怖いものを連想してしまう人も
多いかとは思いますが、
東京湾で地震発生=大きな地震に繋がる、
ということではありません。

東京湾を震源とする地震は
今までにどのように来ているのか、
そして大きな地震が来ることは
あるのかどうか、
その点について解説していきたいと思います。

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東京湾震源の地震ってあるの?

これは、実際に定期的に起こっていて
それほど珍しいことではありません。
周辺を震源地にする地震だと、
千葉県〇〇部、だとか、茨城県〇部、だとか
そういったものをよく聞くと思いますが
東京湾も決して特別珍しいわけではありません。
(千葉や茨木に比べると圧倒的に少ないですが
ほぼ毎年必ず発生しています)

大抵の地震の場合、
東京湾で地震が発生しても、
そのまま何か大きな地震に
繋がっているようなことはなく
小規模or中規模な地震のみで終っていることが
ほとんどです。

大きな地震に繋がる可能性はあるの?

これは、何とも言えません。
ただ、過去のデータ的な”事実”から言えば
大きな地震が発生していることは当然ありますし
想定されている地震も当然存在しています。

また、逆にプラスの方面のお話をするのであれば、
”大きな地震に繋がっていない地震”のほうが
圧倒的に多く、
確率の問題で言えば、東京湾を震源とする地震が
大きな地震に繋がる可能性は低い、と言えるでしょう。
実際に過去にも東京湾で小さな地震が
頻発していたケースはありますが
その時は、何も起きておらず鎮静化しています。

これは、どこの場所でも同じことで、
大抵の場合は、地震が続いていても、
大きなものにはつながらないことがほとんどです。

ただ、どこの場所でも”可能性は0%ではありません”
ですので、その点は注意しておき、
日ごろから最低限の備えはしておきましょう。
最近一度も地震が来ていない場所でいきなり
大規模な地震が発生することだってあるわけですから、
全国、どこにいても、地震と遭遇してしまう
可能性を「0」にすることはできません。

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小さな地震の頻発は過去にもあったの?

東京湾を震源とする地震自体は
そこまで多いわけではありませんが、
過去にも、小規模な地震が頻発しているような
事例は、上にも書いた通り、ありました。

特に目立つのが、2015年12月26日の事例で、
この日の22時12分に東京湾を震源とした
地震が発生して、23時4分、23時16分、23時18分、
23時20分にも東京湾が震源の地震
(全部規模は小さい)が発生しています。
かなりの頻度で、続けて5回も地震が起きているわけですね。

ただし、この時は何も起こらず、
これで地震は終わっており、
大きな地震に繋がることもありませんでした。
ちなみに、2015年12月26日23時20分の地震の
次の地震は、2017年12月15日で、
およそ2年間、東京湾での地震は発生していませんでした。
(2017年の久しぶりの地震も、特別大きいものではありません)

そのため、小さな地震が頻発=大きい地震に繋がる
と決まっているわけではないことが分かります。
(もちろん、この時と同じようになるという保証もありませんが)

東京湾以外の震源地の地震でも
これは言えることで、
地震が頻発しているからと言って
それが大きな地震に繋がるとは
限らないのです。

もちろん、逆のケースもありますが、
(頻発したあとに大きな地震が来るような場所もあります)
確実に来る、ということではなく
多くの場合は次第に地震活動が落ち着いていき
平常通りに戻ることが多いですね。

大きな地震が来たことはあるの?

遠い昔にまで遡れば
大きい地震が来たことは当然
どこの場所でもあるのですが、
近年では、東京湾を震源とする大きな地震は
特に発生しておらず、
小規模なものと中規模なものに限られます。

近年の目立つケースを言うならば
2015年の9月に発生した地震で
マグニチュード5.2、震度5弱を記録した
地震が発生しています。
東京湾を震源とするこのぐらいの中規模な地震は
ある程度の頻度で発生している、というのが実情です。

ちなみに、この際には特別、これ以外の
目立つ地震は存在しておらず、
余震のようなものも特には確認できません。

先ほどご紹介した2015年12月に1日に5回あった
ケースと同じ年ではありますが、ある程度の期間が
空いています。

他にも、2012年の7月には
↑よりもさらに地震の規模が大きい
マグニチュード5.4(震度は4でした)が発生しており、
こういった地震は時々発生しています。

どうすればいいの?

これは、東京湾に限った話ではなく
どこを震源とするものであっても
地震が発生する可能性は十分に考えられます。

頻発から大きな地震に繋がることも、もちろんありますし
逆にいきなり来ることもあります。

全然騒がれていないような場所で地震が発生することも。

結局のところ「いつ、どこで来るのか分からない」というのが
答えになりますから、
日ごろから最低限の備え・最低限の知識・
避難経路など確認しておくべきことの確認、
などをしっかりと行っておくことが重要に
なるかと思います。

まとめ

東京湾を震源とした地震は、
首都直下型地震など、不安も色々とあると思いますが、
東京湾で地震発生=首都直下に繋がる、というのは間違いです。
もちろん、発生する可能性は0ではありませんが
多くの場合は、そのまま普通に時が流れています。

震源地の地震自体は時々発生しているものであり、
頻発していた事例も実際にあります。

もちろん、どこの地域であっても
地震のリスクは常にありますから、
怖がり過ぎる必要はないのですが
出来ることは事前にしておく、というのが
大事になるかと思います。

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