前震の最大震度はどのぐらい?震度いくつぐらいになるの?

前震とは、大きな地震の前触れとして
発生する地震です。

通常、前震は、
そのあとに発生する本震よりも
規模が小さいものであり、
前震自体が大きな被害をもたらすことは
基本的には少ないものになっています。

とは言え、前震だろうと本震だろうと余震であろうと
同じ地震であることには変わりはありませんし、
そこのところに関しては注意をしなくてはいけません。

では、前震の最大震度はいくつぐらいに
なる可能性があるのか。
その点について見ていきましょう。

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最大でどのぐらいの震度に?

前震が最大でどのぐらいの震度になるのかどうか。
これは、答えを言ってしまえば
「7」ですね。

震度は0から7までありますが、
最大の数値が7である以上は、前震にあたる地震の
最大震度も7になる可能性は十分にあるのです。

前震というと小さなイメージですが、
実際に過去には震度6強、7だとか、
そういった大きな地震になっているケースもあり、
被害を出しているような前震も存在します。

前震=小さいとは必ずしも限らない、
ということは覚えておいた方が良いでしょう。

前震であろうとも、決して油断をしてはならない、
ということになりますね。

震度7になることなんてあるの?

過去のデータを見てみる限り、
そのような前震はあまり多くはありませんが、
可能性としては不可能ではなく、
むしろ全然あり得る話なのです。
(直近で言えば2016年の熊本地震の前震がそうですね)

例えば、東日本大震災の地震は
マグニチュード9の地震でした。
非常に大きな規模の地震です。

この時、前震も発生しており、前震もマグニチュード9までとは
行きませんでしたが非常に強い規模の地震であったことは確かです。

そして、この場合、
仮にマグニチュード8の地震が直前に起きていれば
その地震は前震として扱われることになります。

熊本地震でも直前に非常に大きな前震が
発生しており(最初はその地震が本震と思われていました)
そのあとに、さらに大きな地震が発生しています。

つまりは、震度7の本震が発生する前に、
震度7(本震よりも少し弱いもの)が発生する可能性は
可能性としては0などではないわけです。
実際に、熊本地震の前震は震度7を記録した地域も存在します。

もちろん、本震自体、震度7をもたらすような
大きな地震は滅多に発生しないものではありますが、
本震が大きい場合、同等の規模を持つ
地震が発生してもおかしくはありません。

そういうことからも
前震の最大震度は7であるということです。

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実際に大きな地震の前に大きな前震も…

過去の地震では、実際に大きな地震が
発生する前に、大きな前震が発生しているケースもあります。
今後の地震に関してもこれは同じことが言えます。
上でも書いたように、震度7の前震が発生することも
決して可能性0ではないということは
覚えておかなくてはいけません。

2010年以降の地震で見てみると、
例えば2011年3月11日に発生した
「東日本大震災」においては、
直前の3月9日に大きな前震が発生しており
M7.3、最大震度5弱の地震が発生しています
(これは、震源が海だったため、震度は5弱ですが、
もしも陸地でこの前震が発生していれば
震度7になってもおかしくない規模の強さです)
また、同日に震度4の地震も発生していますね。

2016年の熊本地震では
M6.5の地震が陸地を震源として
発生しているために、震度7を記録した地域もあります

このように、直近の地震でも、大きな前震が
発生しているケースは少なくはありません。

本震よりは弱くても…

前震は、本震より地震の規模は小さいです。
が、実際に、上のように震度7の前震が
起きたっておかしくはないですし、
震度6や5などの人的被害を出す恐れのある
地震が発生することもあります。

本震が強ければ強いほど
前震も、強い規模の地震が発生する可能性は
当然のことながらありますので、
その点はしっかりと覚えておき、
前震も、本震も「同じ地震」として
考えるようにした方が良いかとは思います。

本震より規模が小さくても、
充分に人間の脅威にはなる、
ということですね…

前震から身を守るためには?

そもそも、地震が発生した瞬間に
前震か本震かを見分けることは
人間にはできません。

そのため、普通の地震と同じように
考えて行動する必要があります。

前震にも色々とあって、小さな地震が多いですが
上でも書いたように、震度7の地震が発生しても
何も不思議ではありません。
そのため、前震発生時には地震から身を
守る行動が必要です。

ただし、見分けをつけることはできませんし、
地震は前震・本震に関わらず、いつ発生するかどうか
全く予測のできないものになりますから、
日頃から備えをしておく、ということは
非常に大きなポイントになるのです。

まとめ

前震の最大震度は7です。
0から7まで、幅広い前震が発生する可能性が
ありますから、前震と聞くと弱いイメージを
受けるかもしれませんが、決して油断してはいけない
地震であることは確かです。

また、地震発生のその瞬間に
前震か本震かを判断することなどできません。
その点に関してもしっかりと覚えておき、
前震だろうと本震だろうと、とにかくその場は
身の安全を守ることが大切ですし、
大きな地震であった場合
前震・本震に関係なく、地震が続く可能性は
充分にありますから、油断せずに
危険な場所などに近寄らないように
することが大切になります。

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