事前に言われている地震対策が必ず正しいとは限らない。

地震が発生してしまった際には
色々な方法で自分の身を
守って行く必要があります。

ただ、この時に勘違いしてしまっては
いけないことは
”教科書が必ず正しいとは限らない”
ということですね。

どういう意味かと言うと
”地震が発生したら…?”みたいな
本やパンフレットなどに身を守るための
行動が色々と記されていることも
あるかと思いますが、
それを鵜呑みにしてはいけない、ということです。

確かにそういったものに書かれていることは
「正しい」ことです。
しっかりと自分の身を守るために
ある程度、覚えておく、ということは
とても大事なことになるでしょう。

しかし!
必ずしもその通りに行動することが
”正解”であるかどうかはまた別問題。
そのことについて、書いていきたいと思います

スポンサーリンク

想定外の出来事も起きる

自然災害は人間が発生させているものではなく
地球の活動に伴って起きるものです。
地震に限らず、台風や雷、竜巻などの自然災害に
関しても、人間がリモコンでコントロールしていたりだとか
そういうことはないわけですから、
人間にとっての”想定外”な出来事が起きてしまう
可能性というのは当然のことながら
常にあることなのです。

ですので、事前に身の安全を守るための
方法をしっかりと学んでおくことは
大切ですが、完全にマニュアル通りの行動しかできない、
ということになると、逆に自分の身を
危険に晒してしまうような場合もありますから
しっかりと臨機応変の行動をとることが
できるようにしておく、ということは大事なことになります。

安全のためのポイントをしっかり理解しておきましょう。

必ず正しいとは限らない

地震から身を守るために、のようなもので
言われていることは「正しい」ことではあります。
ただし、「必ず正しい」とは限りません。

例えば「急に外に飛び出さないようにする」ということは
よく言われていることですし、
それは正しいことですが
例外もあります。

例えば、建物が火災になってしまっていたり
今にも崩れてしまいそうな雰囲気になってしまって
いるような場合は、
慌てて飛び出さなくていけないようなケースもあります。

そんな場合に「飛び出しちゃいけないと書いてあったから」
などと、その建物に居座り続けるようなことがあれば
最終的に命を落とすことになってしまう
可能性も十分にあります。

また、津波などのハザードマップに関しても
「ここまで届く可能性がある」地域以上の場所に
津波が到達する可能性だってあるわけです。
事前に言われていることが全て正しいとは限らず
状況に応じて、”安全と言われていること”を
破って行動しないといけないようなこともあるわけです

そのことだけは覚えておきましょう。

スポンサーリンク

臨機応変な対応を

地震災害が発生してしまった際には
「臨機応変」に対応することも大切になります。
全てマニュアル通りに動いていては
逆に自分の身や周囲の身を危険に
晒すようなことになってしまう可能性も十分にありますから、
その場その場で状況をしっかり判断して、
対応していく必要があります。

臨機応変に対応すること。
これはとても大事なことです。

地震について書かれたマニュアルはあくまでも
事前に書かれたものであり、
”今、その場で発生している地震”
”今、その場所で起きていること”に対するものではありません。
そのため、完全にマニュアル通りにしか
行動できない、ということは
身の危険を招いてしまう可能性があるのです。

臨機応変に、その場の状況を見て
判断していく、ということが
大事になりますし、
時には「危険」と言われている行動をとった方が
自分たちの身の安全を守ることに繋がるような場合も
ありますから、その点には注意しなければいけません。

少なからずパニックになっている部分も
あると思いますから、なかなか冷静な
判断を下す、というのは難しいとは
思いますが、それでも、できる限り冷静に
なって判断を下すことが
地震災害から生き延びる可能性を
少しでも高めることに繋がります。

どっちが安全なのか考えて行動

地震災害が発生した際には
「安全と言われている行動」をとることが
できないような場面に遭遇することもあります。

例えば、建物から飛び出してはいけない、と言われていますが
場合によっては飛び出さなくてはいけないような
場面に遭遇することもあるかもしれません。
もちろん、一般的に言われているように
”建物から飛び出す”ということは
とても危険なことです。

ですが、場合によっては”危険なこと”をしないと
身の安全を確保できないような場面に
遭遇してしまうこともありますし、
どうにもならない場面も存在します。
そんな場合には「この行動はしてはいけないと言われているから」と
なってしまうのではなく、
自分自身でしっかりと考えて行動をしていくことが
大事になります。

例えば、上のような例の場合
「飛び出した方がいいのか」
「飛び出さない方がいいのか」

どっちにしても危険を伴う状況に
なってしまった場合、
”どっちか”を選ばないといけません。
その場で優柔不断に陥っていては、
結局、大怪我をしたり
助からなくなってしまう可能性もあります。

”今、選べる選択肢(行動)”の中から
一番安全と自分が思う行動を
選んでいく必要があります。
場合によっては、それが一般的に
危険であると言われている行動であっても
それを選ばなくてはいけないときもある、
ということは覚えておきましょう。

全てがマニュアル通りに進むとは
限らないのです。

子供がいる場合

近くに自分の子供がいるなどする場合、
大人が子供の安全まで確保してあげなくてはいけません。

ある程度の年齢になっていれば
子供も自分で危険と安全の判断は
出来るようになっていると思いますが
小さな子供の場合は、それは無理なお話です。
パニックを起こしたり、
自分で判断できずに途方にくれてしまったり…。

また、事前に地震の知識を身に着けている場合、
子供に臨機応変の対応をさせることは
ほぼ不可能です。
そのため、近くにいる大人がしっかりと
子供のことを導いてあげなくてはいけません。

もちろん、大人自身も、少なからず
パニックになっていると思いますが
それでも、大人が判断していかなくてはなりません。

スポンサーリンク

事前の知識は大切

全てがマニュアル通りに行かない、とは書きましたが
それでも、事前の知識を身に着けておく、ということは
大切なことのひとつになります。
やはり、事前に何も知らないのと
ある程度の安全対策を知っておくことでは
だいぶ違ってきます。

マニュアル通りに行かないこともありますが
マニュアル通りに行くこともあります。
そのため、安全のための基本情報を
知っておく、ということはとても大事なことですし、
何も知らないより、絶対に知っておいた方が良いのです。

ただ、それを鵜呑みにしてしまってはいけませんし、
場合によってはマニュアル通りではいけないような
場面も出てくる、ということです。

知識を身に着けたから安心!ではなく、
臨機応変に自分で判断する力も
捨ててはいけない、ということですね。
難しいところですが
そのあたりはしっかりしておかなくては
いけません。

まとめ

自身災害が発生した際には
基本的には事前に言われているような
安全のための行動をとることが大事に
なりますが、必ずしもそれが正しい結果に
なるかどうかは、その時の状況に
よって異なります。

しっかりと自分自身で、その場その場の
状況を判断しながら、
今できる最善の行動を判断し、
取って行く、ということが大事になります。

タイトルとURLをコピーしました