地震の増加は何を意味しているの?大きな地震に繋がるの?

「最近、この辺りで地震が増えたなぁ…」

そんな風に感じることもあるかもしれません。
地震というものは
そもそも決められた周期ごとに
発生しているモノではなく、
大体の周期などはあっても
何らかの要因によって、それが突然変異
することもありますし、具体的に
いつ来るのか決まっているものではありません。

1か月に5回ある月もあれば、
翌月には1回も地震が来なかった!

などということもあるでしょう。

では、地震が一定の地域で普段よりも
増加している場合、
一体何が考えられるのでしょうか。

それを見ていきたいと思います

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地震増加の理由は?

地震が増える理由…
これは一概に言うことはできません。地震の来る回数が
具体的に決まっているわけではありませんから
時期によって若干増加したり、逆に
全然来ないような時期が出てくるのも事実です。

地震増加の理由に関しても
色々な理由があり、大きな地震に繋がるようなもので
ある可能性も否定することはできませんし、
逆に、単に地震の回数が増えている、というだけの
ことである可能性も十分にあります。

これに関しては、
人間が見分けをつけることは難しく、
現時点では地震に関しては
分からないことも多い、というのが現実になります。

では、地震が増えている地域では
どのようなことが考えられるのでしょうか。

たまたま増えているだけ

特に大きな地震に繋がるものなどではなく
たまたま小さな地震が多めに発生することは
よくあることであり、
不思議なことではありません。
1日に10回や20回も地震が小刻みに
同じような地域で発生しているのであれば
それは別の理由がある可能性もありますが
1日に2回、3回だとか、
最近は1週間に1回ぐらい地震が来るなぁ、だとか
そのぐらいのレベルであれば
特に必要以上に気にすることはないかと思います

地震の回数がちょっと増えたように感じる、
みたいなことはいくらでもあることなので
そこまで気にする必要はないでしょう。

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大きな地震の前触れなど

頻発する地震が大きな地震の前触れで
ある可能性もザンネンながら実際にあります。
ただ、これは”異常な回数”であることも多いです。

なんとなく、最近少し地震が増えた気がするなぁ程度の
感覚ではなく、1日に何度も何度も小さな地震が
発生するような、そんな異常な感じであることも
大きな地震の前触れで地震が増えている場合は
多いかと思います。

実際に2011年の東日本大震災の際には
発生数日前から、震源となった三陸沖で
何度も何度もそれほど規模の大きくない地震が
繰り返し発生していました。

もちろん、小刻みな地震が大量に
増えた場合であっても、それが大きな地震に繋がると言い切ることは
できませんし、前震と呼ばれる
大きな地震の前にやってくる地震が
必ず大きな地震の前に発生するとも限りません。
なので、小さい地震が同じ場所で発生しても
必ずしも大きな地震が発生するわけではありませんし、
逆に小さい地震が発生していなくても、いきなり大きな地震に
繋がることもありますから
あくまでも一つの参考に、
小さな地震が頻発している場合は
大きな地震に繋がる可能性もある、という程度の
認識で良いかと思います

必要以上に怖がっても何もできませんからね…。

群発地震

小さな地震が異常な回数発生している場合は
大きな地震の前触れである可能性ももちろん
あるのですが、群発地震(ぐんぱつじしん)と呼ばれるもので
ある可能性もあります。

これは、単純に小さな地震が頻発するだけのものであり、
基本的には大きな被害をもたらすような地震に
繋がるものではありません。
ただ、小さい地震が頻発するので、不気味に感じる人は
多いと思いますし、
その頻発している地震が”群発地震”なのか
”大きな地震”の前触れなのかを突き止めることは
ザンネンながらできません。
一連の地震活動が終わった時に大きな地震が発生したのであれば
小さな地震は前震だったことになりますし、小さい地震が
頻発しただけなのであれば群発地震だったことになります。

が、それは地震発生当時には分からないことなので、
なかなか判断が難しいところです。

群発地震の場合はしばらく続く可能性もあります。
地震活動が活発な間に関しては、当然、普段よりは
注意しておいた方が良いですが、
どんなに怖がっても結果を変えることはできませんから
備えをしておくことは大切ですが、
必要以上にビクビクしたりしないようにすることもまた、
大切になるかとは思います。

火山活動など

火山活動などにより、小さな地震が頻発することもあります。
近くに火山などがある場合、
地震が頻発しているのは「火山」が原因である可能性も
あるということになりますね。

火山活動が原因となっている場合は
その判断ができることもあります。
火山が原因の地震では、火山の噴火だとか
そういったことに繋がってしまう可能性がありますから
そちら方面でも注意する必要があります。

もちろん、これに関しても
確実に火山が噴火するわけでもありませんし、
人間にとっては未知の部分が多いですが、
いずれにせよ、火山が原因、地震活動そのものが原因
どちらの場合も、地震が頻発しているような場合は
ある程度は注意をしておいた方が良いかとは思います。

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余震活動

地震の回数が増える前に
ある程度の大きな地震が発生していた場合、
その地震の余震活動である可能性もあります。
余震活動である場合、油断はできませんが
ある程度の時間が経過すれば、次第に地震活動は
落ち着いていくかと思います。

余震、と言うと大きな地震が発生した後に
発生するようなイメージを持つかもしれませんが
決してそうとは限らず、ある程度の地震、
たとえばマグニチュード5だとかそのぐらいの地震で
あっても場合によっては余震活動が
ある程度の回数頻発する可能性があります。

そのため、地震の回数が増加する前に
少し大きな地震が合った場合、
その地震の余震活動である可能性が高いのではないかと思います。

もちろん、先にも書いた通り、その少し大きい地震も含めて
これから発生する地震の「前震」である可能性もありますから
油断することはできません。

どうすればいいの?

地震の回数が極端に増えているようなことがあっても
どうすればいいのか?と言われると
通常の範囲内での防災対策をしておくことぐらいしか
できません。

防災グッズの準備や避難経路の確認
など、基本的な部分を見直しておく、ということが
大切になりますね。

ただ、細かい地震が増えていても、それが大きな地震に
繋がるかどうかは、先に知ることはできません。
実際に繋がることもありますし、そのまま地震が沈静化
することもありますから、先に出来ることは
限られています。

必要以上に怯えて過ごすのは良くないですから、
対策するべきところは対策しておき
あとはいつも通り過ごす、ということが
一番ベストな対応になるのではないかと思います。
あまり、気にしすぎたりするのは
逆に精神的にも負担になりますし、
良い事ではありません。

まとめ

地震が増えたなぁ…と感じる場合には
色々な原因があります。
自分がそう感じているだけなのか、
実際に地震が増えているのか。

そして、実際に地震が増えていた場合でも
その理由は様々です。
大きな地震の前触れであるとは限らず、
通常の地震活動でも、地震の回数は
一定ではありませんから、必要以上に怖がる必要は
ありませんが、日ごろから地震に対する
最低限の対策はしておけると良いかとは思います。

原因自体は色々なので、
頭の片隅に入れておき、パニックを起こしたり
必要以上に不安を感じたりは、
しないようにしておきましょう。

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