余震の最大震度はいくつ?震度7になることはあるの?

余震は、本震のあとに発生する地震で、
基本的には本震よりも規模の小さい地震が
発生するものになっています。

しかしながら、この余震の中にも
強い地震が発生することもあり、
決して油断してはいけない地震であることも確かです。

本震であろうと、余震であろうと、
しっかりと警戒しておくことが大事になるということですね。

では、余震の
最大震度はいくつぐらいになる可能性があるのか。
それを解説していきたいと思います。

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余震は震度いくつまであるの?

余震の最大震度はいくつか。
これは「7」というのが正しい答えですね。
日本における地震の震度の階級は、最小で震度0、
最大で震度7となります。

余震においても、これは同じことで
震度0の余震が発生することもあれば、
震度7の余震が発生することも十分にあります。

実際に強い余震が発生した事例は過去にもありますし、
余震による人的被害が発生しているケースもあります。
本震発生後の余震も、決して油断していいものではなく、
警戒する必要がある、ということになりますね。

可能性としては低い…

もちろん、震度7の余震が発生する
可能性を考えれば、そう高いものではありません。
そもそも、本震でも震度7の地震が発生することは
稀ですし、震度7の余震が発生するには
まず震度7の本震が発生しなくてはあり得ないことです。

震度7の地震が単体で発生すれば、
それは本震となりますし、
震度6の地震のあとに、震度7が発生すれば
最初の6の地震は前震として扱われて、そのあとの
震度7の地震は本震として扱われます。

なので、”震度7の余震”が発生する可能性としては
非常に低いと言えるかと思います。

が、決して可能性は0ではなく、
例えば、最初にM7.0、最大震度7の地震が
発生した場所で、最初の地震よりも規模の小さい
M6.5、最大震度7の地震が発生する
可能性も十分にあります。

この流れでの発生であれば、
2番目の地震は、最初の地震よりも
規模としては小さいですから最初の地震の
”余震”として扱われるでしょう。

そのぐらいの地震が発生する可能性は
充分にありますから、この点は
注意しておかなくてはいけません。

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実際に強い余震が起きたことはあるの?

これは、過去の大きな地震を見れば分かるかと思いますが
大きな余震が発生したことはこれまでにも
何度もあります。

余震と言えば本震よりも小さいイメージを
持つ人も多いかと思いますし、実際にその通りでは
あるのですが、震度5や6程度の余震が発生する
可能性は十分にあり、
過去の大きな地震でもそのぐらいのレベルの
余震は発生しているものになります。

そのため、本震に比べれば余震の規模は
小さくなりますが、本震が強ければ強いほど
余震も強まる傾向にあり、
震度5や震度6の余震が発生する可能性は十分にあります。
そして、こういった強さの地震は
たとえ余震であったとしても、かなりの揺れを伴うものに
なりますから、実際に人的被害が出てしまう可能性も
充分にあり、強い注意が必要です。

また、本震よりエネルギーが弱いとは言え、
建築物などは、最初の本震や繰り返される余震によって
既にダメージを受けている状態になっています。

そのため、
本震で崩れなかった建物=余震にも耐えられる、とは限りません。
蓄積されたダメージが原因となって倒壊したり、倒れたり…
そういったことも十分に考えられるものになりますから
決して本震が過ぎ去ったから、と安心してはいけませんし、
”これは余震だから大丈夫”などと考えるのも
非常に安直な考えです。

過去の地震災害では余震で命を落としたり
怪我をしている人も実際にいますから、
決して油断してはいけません。

余震も、ひとつの地震として考えて
必ず安全のための行動を取るようにすることが
自分自身の身を守ることにも繋がります。

余震かどうかの判断はできない

ひとつ忘れてはいけないことが、
発生した地震が「余震かどうか」の判断ができない、ということですね。
これはどういうことかと言うと、
大きな地震の前触れとして発生する「前震」
その地震の本活動でもある「本震」
そして本震を要因として発生する地震活動「余震」
これらを人間が見分けることができない、ということです。

一連の地震活動が終わったときに
あれは前震で、あれが本震で、あれは余震だった、という風に
言われるだけで、揺れている最中にそれが本震か前震か余震かなんて
分からないわけです。

ですので、最初に大きめの地震が発生して、そのあとに小さな地震が
頻発しているような場合、小さな地震を「余震」と考えて
しまうと思いますが、実際にはそれは余震ではなく、
最初の大きな地震も含めて、全て、このあとに発生するより大きな地震の
前震だった、と言う可能性も十分にある、ということです。

現時点ではこの識別をすることは人間には
できませんから、余震だと思っている地震が
必ずしも余震であるとは限らない、ということになります

まとめ

余震も、決して油断はしてはいけない現象です。
場合によっては本震に匹敵する強さになる可能性もありますし、
極端な話をすれば、震度7になる可能性も十分にあるわけです。

また、発生している余震が本当に余震なのかどうか、と
いうことも判断することはできません。

余震で実際に被害が出ているようなケースもありますから
油断してしまうことなく、しっかりと慎重な判断を
していく、ということはとても大切なことになります。

余震も、本震のおまけのように考えるのではなく、
ひとつの地震災害として、考えた方が良いかと思います。

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