雷恐怖症への間違った理解!そんなことでは治りません

雷恐怖症…
雷が鳴ってくると、それだけで、恐怖心で体調を崩してしまったり
場合によっては「明日は大気の状態が不安定で」と天気予報で
言っているだけでも、精神的にダメージを受けてしまうような人も
本当に存在します。

私も正直、雷はあまり得意ではありません(汗)

で、そのような状態を「雷恐怖症」と呼ぶのですが、
この治療方法などで、よく”所詮他人事なんだな”と思えるようなことが
よく書かれてしまっています。
実際に雷恐怖症の人間からしてみれば
「いやいや、そんなことじゃ治らないし!」と突っ込みを
入れたくなるようなことも、多く書かれています。

それらを、少しお話していきたいと思います。

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雷恐怖症の辛さを理解していない治療法

雷恐怖症の治療法を見ていると
”これは、全然理解できていないな”というようなものも
結構存在しています。

と、いうのも私自身も、今でこそある程度落ち着いていますが
以前は雷が怖くてたまらないレベルに恐怖症でした。

なので、”そんなんじゃ治りませんよ”と
突っ込みたくなるものが、多いことに
ちょっと首を傾げます。

治る人は治るのかもしれませんが
それはあくまで”本当に軽い人”のお話であり、
本当の意味で、雷恐怖症に悩んでいる人は
そんなものでは治らないでしょう。

それらを、ご紹介していきます

雷の仕組みを理解する

…それだけで、治るのであれば
誰も雷恐怖症になんか、なりませんね。

雷の仕組みを理解しようと、
落雷で命を落とした人の割合を知ろうと、
家の中にいれば「ほぼ確実に安全」だと分かろうと、
怖いモノは怖い。

と、言うよりも大抵の雷恐怖症の人は
そんなことわかってるよ!と、突っ込みたくなるでしょう。

雷の仕組みを理解しただけで、
恐怖心が無くなるのであれば、
誰も苦労しません。
多くの人は「雷に打たれるなんてことはほとんどない」とは
理解しつつも、その0.01%の危険性を恐れて
怯えているのだと私は思いますし、
仕組みを理解すれば怖くなくなる!なんて言うのは
「怖い側」に立ったことがない人間の言い分でしかありません。

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雷に晒されることで恐怖心を克服

そんなこと、できませんし、
恐らく、余計に恐怖心が強まるだけです。

雷雨をより多く経験することで、
恐怖心を和らげる、みたいなことが書かれている場合も
ありますが、本当に辛い雷恐怖症の状態の人に
それをやったら、発狂してしまうと思いますし、
さらにカミナリに対する恐怖心が増幅するだけです。

「雷が怖い?慣れちゃえば治るでしょ?」みたいな
非常に短絡的な考えであると思いますし、
実際に雷が怖がっている人にそれをやって治るぐらいなら、
そもそも最初から雷恐怖症にはならないでしょう。

雷に晒されることで恐怖心を克服…
などということは、なかなか厳しいのが現実ですし
雷を怖いと感じたことがない人、
あるいは軽度な恐怖心しか感じたことのない人の考えている
理想論に過ぎません。

ヘッドホンや目隠しで…

これは、確かにある程度の効果はあると思います。
私も、このサイトで解説したことが何度かありますが
ヘッドホンや、イヤーマフ(ヘッドホンみたいな形の音が出ない版と
イメージしていただければわかりやすいと思います)、
アイマスクなど、そういったものは「一定の効果」はあります。

ですが、それで恐怖心が0になるか?と言われれば
雷恐怖症、と呼べるようなまでに恐怖心を抱いてしまっていると
なかなか難しい、というのが現実でしょう。
そう簡単にはいかないのです。

雷恐怖症、というのは
翌日、大気の状態が不安定、と言われるだけで気持ちが
暗くなりますし、雨雲レーダーに怪しい雲が
出て来るだけで、手汗が出て来るようなレベルです。

そのため、ヘッドホンやアイマスクなどで、
ある程度は抑えることができても
根本的な解決にはならないわけですね。

効果的なのは3つ。根本治療はかなりきつい

効果的なのは下記の3つであると、個人的には考えます。
根本的に治療するのは、現実的には
かなり困難だと思うので、いろいろ対策しながら
耐えるしかないかな…というのが、現実的なところです。

雷恐怖症の人が、耐えるための手段としては
ひとつは「スーパーや映画館など、商業施設に移動すること」です。
スーパーや映画館、デパートなどに移動すれば、
雷の音も光も見えなくなります。
移動の手間や、どうしてもそれが出来ないタイミングはあると
思いますが”その場しのぎ”には、これが”最強”と言ってもいい方法でしょう。

ふたつめは「なるべく人がいる場所にいること」ですね。
一人でいるよりも、大人数いたほうが、ある程度は
落ち着く傾向にあるように思います。
↑のスーパーや映画館もそうですが、ある程度人がいたほうが
(からかうようなヒトがいれば逆効果ですが)
精神的には落ち着くのではないでしょうか。

そして最後に「抗不安薬」などの利用ですね。
これはできれば避けたいところですが、
どうしても、何もできないほどに怖くなってしまうのであれば
心療内科などを受診して、相談するのも一つの選択肢です。

こんなところでしょうか。
寝れるのであれば、寝てしまうのも有効的ですが、
重度な恐怖症の場合、雷の予報が出てるだけで
眠れなくなったり、一度雷鳴が聞こえたりすると
目が覚めてしまいますからね…

まとめ

雷を理解しましょう!雷に慣れましょう!
なんて言うのは、
雷恐怖症を理解していない人が
適当な対処法として口にしている…
というのが、残念ながら現実だと思います。

そんな方法で治れば、
誰も苦労しませんからね。

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