雷恐怖症の症状とは?出て来る症状を徹底解説!

雷恐怖症は、
その名の通り、雷に対して過剰に恐怖心を
抱いてしまう症状のことです。

”過剰”と表現しましたが
本人にとっては本当に辛いものであり、
そこまで恐れなくても大丈夫、と分かってはいても
怖い物は怖い、ということです。

私自身も雷が鳴るだけで冷や汗をかくようなレベルで
雷が苦手な時期もありました。
(それ以前に、明日は雷雨にご注意ください、と予報が出てるだけで
恐怖するような時期もありました汗)

そんな雷恐怖症は、どんな症状が出るのかどうか、
その点について解説していきたいと思います。

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症状は人それぞれ

雷恐怖症の症状として
「出る可能性のあるもの」は色々とありますが、
雷恐怖症の人「全員」に同じ症状が出る、
ということではありません。
人によって、さまざまな、異なる症状が出てきます。

これから紹介する症状はあくまでも
「出る可能性のあるもの」であって、
全部出るわけではなく、
その中から、これとこれ、というような感じで
その症状は一人一人異なります。

また、これから紹介する以外の
症状が出る人もいるはずです。

精神的不安感

まず、精神的に強い不安を抱く、と言う人は
多いと思います。
重度の場合だと、本当に
「明日は大気の状態が不安定です」という
天気予報を見た時点から、精神的不安感を
強く感じてしまい、他のことが手につかなくなってしまう…
というレベルになってしまいます。

この不安感が引き金となって
他のあらゆる症状を引き起こすことにも
繋がってしまい、
悪循環の第1歩ともいえる症状です。

ですが、「どうにかしたい」と思っても
不安な感情をどうにかすることも難しいため、
雷恐怖症は、非常に辛いものなのです。

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食欲の低下

雷が鳴り始めたりすると、
食欲が大幅に低下してしまう人もいます。
それこそ、パン1個食べるのも苦しいぐらいに、
食欲が落ちてしまう、という感じですね。
さらに重度になると、雷の予報を見たりするだけでも
食欲に影響が出ることもあるかもしれません。

また、食欲の低下だけでは収まらずに
胃にもダメージを与えてしまったり、
吐き気を催したり、
最悪の場合、吐いてしまったり、
そういったことも実際にあることなので、
このあたりは”人による”というのが答えになります。

口の中が渇いて仕方がない(これも、緊張によるものですね)と
いう症状が出る人もいて、
喉が妙に乾いたりだとか、
そういったことも、起きやすいです。

睡眠障害

雷の音や光が怖くて眠れない、
すぐに目が覚めてしまう…
そういった症状ですね。
単純に音や光が原因で目が覚めてしまうケースも
ありますが、
雷に対する恐怖心から、精神的に不安定になり、
その結果、眠れなくなってしまう、ということです。

ヘッドホンやアイマスクをすれば大丈夫でしょ?と
思う人もいるとは思いますが
”雷が迫っている”あるいは
”鳴っている”という事実だけで精神的に相当な
負担になってしまい、眠れなくなってしまうこともあり、
このあたりは非常に雷恐怖症の人にとって
辛い部分ですし、場合によっては
翌日の仕事や学校などに支障をきたすレベルで
眠れなくなってしまうこともあります

汗や震えなど

汗や震えと言った症状が
出てしまうこともあります。
雷が鳴りだしたり、雷が近づいてきているだけで
手足が震えたり、場合によっては
他の部位が震えたりし出してしまうことも
ありますし、
手汗や冷や汗が出て来ることもあります。

全員が全員、そういう症状が出る、
というわけではありませんが、
まさに、全身から血の気が引いていくような
そのぐらいの恐怖を味わうことになってしまう…
ということです。

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パニック症状

雷が激しく鳴ったりしてしまうと
場合によっては、パニック症状を
起こしてしまう人もいます。

叫び声を上げたり、
とにかく怯えてしまったり、
泣き出してしまったり、
そういう症状です。

雷が怖い!と思わない人からすれば
なかなか理解はできないと思いますが、
雷恐怖症の人にとっては、
本当に辛いことであり、
雷鳴も、稲光も、
それ以前に「雷が明日なる可能性が高い」という
予報そのものも、恐怖の対象でしかありません。

感情が不安定になる

感情的に非常に不安定になる、
というのも雷恐怖症の一つの症状として
出て来ることがあります。

イライラしてしまったり、
ヒステリックになってしまったり
泣き出してしまったり、
感情的に非常に不安定になってしまう…
ということですね。

もちろん、全ての人がこういう状態に
なるわけではないですし
怒りっぽくなるのか、泣き出してしまうのか
そういった部分も人によって反応は
様々になりますが、
感情的に不安定になってしまうことも
実際にあることです。

動悸などを引き起こす

心臓がバクバクして…
という状態です。
心臓がバクバクしているような気がしてしまったり、
実際に心拍数まで上がっていたり、
そういった症状が出ることもあります。

雷恐怖症の人が
雷が鳴り始めた際に
心拍数などを計測すると
目に見えて変化が現れるようなこともあります。

これで命に関わる、とかそういうことでは
ありませんが、雷が怖い、と言う気持ちが
大きくなると、人間は、そういう影響も
出てきてしまう生き物です。

トイレ関係の症状

トイレが妙に近くなってしまったり…
お腹の調子が悪くなってしまったり…
そのような症状が出ることもあります。
これも、精神的な強い不安を起因とする
症状のひとつですね。

周囲から見ると「どうしてそんな反応を…」と
思ってしまうかもしれませんが
本人からすれば本当に辛いことです。

分かりやすく言えば
「大事な発表の前に緊張してお腹が痛くなってきた…」
みたいなやつと同じようなことです。
当人にとっては本当に辛いことであるのは
確かなことですし、
周囲が「そんな反応おかしい!」みたいなことを言えば
余計に不安を感じて、症状が強まる可能性があります。

対処方法は?

雷恐怖症は、そう簡単に治るものではありません。
雷を知りましょう!だとか、そういうことを
簡単に言っている人もいますが
そんなに簡単に治るなら、誰も苦労しないわけです。

対処方法としては、
出来る限り、不安を軽減させるような対策を
積み重ねていくしかありません。

寝れるなら寝てしまう、だとか、
移動できるのであれば、デパートなど、
頑丈かつ雷が聞こえない建物の中に
移動してしまうだとか、
他の人がたくさんいる環境
(比較的ひとりよりも、大人数でいるときの方が
症状としては軽減される傾向にある人が多いです)
に身を置いたりだとか、
”少しでも恐怖を和らげる行動”を行い、
耐えるいしかありません。

ヘッドホンやイヤーマフで音を遮断、
アイマスクで光を遮断、
雨戸などを閉めれば外の光が一切見えなくなる部屋が
あるのであれば、その部屋に移動する、
などなど細かな対策をとにかく積み重ねる、
ということです。

ただ、それでも恐怖症の度合いが強い場合
なかなか恐怖心を「0」にするのが
難しいと言うのも現実で、それによって
雷の多い夏場は特に、悩んでいる人が多い、
というのも、一つの事実にはなります。

どうしても耐えられない場合は
心療内科などで抗不安薬を処方してもらう、
という手段もありますが、
費用も時間もかかりますし、
抗不安薬は依存性もありますから
できれば避けたいところです

まとめ

雷恐怖症は本当に辛いものです。
「雷ごときで?」みたいなことを
いう人もいますが、
本当に辛いのです。

雷恐怖症は決して恥ずかしいことではありません。
実際に人間が命を落とすなど、
そういう被害も出ている自然現象ですから、
怖い、と感じるのは、普通の反応と言えます。

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