地震による被害を少しでも減らしていくためには…?

地震災害は日常生活を脅かす
大変危険な自然災害です。
予知なども困難なため、いつ発生するかどうかを
具体的に突き止めることも難しく、多くの被害を
生み出している自然災害です。

そんな、地震による被害を少しでも減らすためには
どうしたら良いのでしょうか。

科学の発展による予知だとか、
政府による環境整備だとか
そういったものをアテにしていても、
あまり意味はありません。
個人の力ではどうにもならないことです。

では、個人レベルで”被害を少しでも減らす”ためには
どうすれば良いのでしょうか。
その点をお話して行きたいと思います。

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個人できる被害を減らす方法

地震被害を少しでも減らすためには
一人一人の行動が何より大切になります。

地震予知に関しては
現時点では不可能ですし、
今後も可能になるかどうか、と言われれば
かなりの時間がかかると思われますし、
そもそも地球による活動を人間が100パーセントの精度で
予測することはほぼ不可能に近いのではないかと思います。
これに関しては、少なくとも、数年、数十年の単位で
可能になるようなお話しではありませんから
期待しないほうが良いでしょう。

次に、政府による対策ですが、
これもなかなか進まないのが事実です。
予算や、そもそもの国自体の仕組みから
自然災害対策がなかなか進まないのが現実です。
これに関しても、やはりあまり期待しないほうが良いでしょう。

そのため、自分自身、個人個人の行動や
心構えが地震による被害を少しでも減らすための
最大の対策になるのです。

では、どのようなことが、地震被害を少しでも
減らすことに繋がるのでしょうか。

地震について知る

まず、地震災害のことを知ること。
これは、大切なことの一つになります。

例えば、地震災害発生時にどんなことが危険な行動で、
どんなことが安全な行動なのか。
そういったことを知っておくだけでも、だいぶ違うと思いますし、
何も知らなければ危険な行動を取ってしまうかもしれません。
もちろん、知識だけでは自分の身を完全に守ることは
できませんが、それでも、何が危険で、何が危険ではないのか、
ということを知っておくことは、とても大切なことになります。

加えて、地震災害の際に”起きる可能性のあること”についても
知っておくことも一つのポイントになります。
地震は色々な二次災害を引き起こす可能性があります。
土砂災害、津波、火災、液状化などなど
あらゆる二次災害の可能性がありますので、
自宅周辺では、どのようなことが起こる可能性があるのか、など
そういった知識も頭の中に入れておくと良いかもしれません。

”どんな危険があるのか”を知っておくことで
もし本当に地震があったときの行動も少し、
変わってくるのではないかと思います。

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避難経路や避難場所の確認

有事の際の避難経路や避難場所を確認しておくことも
大切な要素の一つになります。
どこに避難すれば良いのか。どんな場所に避難すれば良いのか。
これを知っておく、ということですね。
例えば、海の近くだとか、土砂災害の危険がある地域だとか
一刻も早く避難したほうが良い地域においては、
これを知っておくことは特に大切になります。

地震災害発生後は、少なからず混乱します。
そんな状況下で避難経路を改めて確認したりするのは
とても難しいことだと思いますし、
情報を確認するにも時間がかかります。
また、津波など、刻一刻と迫る危機がある場合は、
本当に数分、数秒単位が大切になってきます。

そのため、先に避難経路や避難場所を確認しておくことは
とても大切なことになります。
確認して覚えておくぐらいであれば、そんなに難しいことではないと思いますし、
そんなに手間のかかることでもないと思いますから、
事前に必ず確認しておきましょう。
ちょっとの差が、運命を左右する結果になる可能性もあるのです

防災グッズの用意

防災グッズを用意しておくことも
いざというときの被害も少しは減らすことができます。
地震発生時に直接的に役に立つ!ということでは
ありませんが、その後、揺れが落ち着いた後に
防災グッズがあるとないでは大きく異なってきます。
基本的な防災用品や、非常食、水など
そういったものを用意しておくことで、
地震後の非難活動が円滑に進んだり、
その後の生活に大きな影響を及ぼします。

こういった対策はしておいて、決して損に
なることはないと思いますから、しっかりと
準備し、備えておくことも大切なことの一つです。
防災グッズの有無が、その後の生活を左右
することになります。

一人ひとりが、こういった部分にも
目を向けることで、少しでも多くの被害を
減らすことになるかと思います。

耐震性の見直しなど

自宅の耐震性の見直しなども
大切なポイントの一つになります。
ただ、これはある程度お金に余裕がなければ
難しいと思いますし、簡単なことではありません。

資金的に、耐震リフォームだとか、新築をする際に
耐震の強度などを考えられる余裕があるのであれば
考えてみるのも一つの方法です。

が、前述の通り、耐震リフォームをするにしても
引越しするにしても、莫大な費用がかかります。
そのため、家計に余裕がない場合は
この方法を使うのは難しいかと思います。

本当は、どの住宅も倒壊しないぐらいの
耐震強度になれば良いのですが、
今の世の中、金銭的に余裕がない人も
多いのが現実であり、
なかなか難しいところです。

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家具などの環境の確認

地震の揺れによる怪我などを
避けるために大切なことは、家具などの
環境をしっかりと確認することになりますね。

これができているのと、できていないのでは、
大きく状況も異なってきます。
例えば、倒れやすい家具があるのであれば
それを固定するなどの対策をとれば、
少なくとも、その家具が倒れてきて怪我をしてしまう、
という可能性に関しては限りなく低くなります。

また、家具の配置なども重要なポイントです。
例えば、寝ている場所のすぐ側に倒れやすいものを
置いておく、ということは非常に危険だということは
あえて言わなくても、すぐに分かるかと思います。

もしもそういう家具の配置をしているのであれば
就寝場所を移動するなどの工夫も大切な
ポイントになってくるのではないかと思います。

地震発生時の行動の確認

地震発生時に自分がどのような行動を取るべきか。
これを確認しておくこともとても大切なことです。

これは、避難経路云々ではなく
”揺れたとき”自分がどうするべきか、ということです。
玄関が安全なのか、それとも机にもぐるのか。
一番安全な場所は、それぞれの家の構造によって異なります。

もしも地震が発生してしまった際に
”自分がどのような行動を起こすのか”
シミュレーションしておくことはとても大切です。

いざという時に頭の中で描いていた行動を取れるかどうか、
と言えばまた別問題なのですが、
それでも、何も考えないよりは、良いかと思います。
入浴中や、トイレの中、就寝中など、色々なシチュエーションを
シミュレーションしてみると良いと思います。

まとめ

少しでも地震災害に対する被害を減らすためには、
一人ひとりの行動と考え方が大切になります。
政府による対策だとか、地震予知だとか
そういったものに頼っていては、
いつまで経っても被害を減らすことはできませんし、
最終的に自分の命を守るのは
国でも、予知でも、科学でもありません。
自分自身です。

そのことを忘れずに、一人ひとり行動を
起こす、ということこそが、地震災害の犠牲者を
一人でも多く減らすことに繋がるのだと思います。

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