雷が落ちやすい場所はどこ?危険な場所を正しく知る!

雷には、落ちやすい場所と
落ちにくい場所があります。

もしも、外にいる際に、雷が鳴ってきた場合、
”雷に落ちやすい場所”にいる場合は
ただちに安全な場所に移動することを推奨します。
また、雷が鳴っている間は、そういう場所には
行かないようにしましょう。

雷が人間に落ちる可能性は、
宝くじの1等にあたるぐらいの確率だと言われており、
そうそう落ちるものではありませんが、
これから書くような場所に何も考えずに立っていれば、
雷が落ちる可能性は高くなりますし、
とても危険です。

雷が人間に直撃すれば、命を落としてしまう可能性も高いです。

雷が落ちやすい場所を知り、そういう場所には
近寄らないようにしましょう。

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雷が落ちやすい場所はどこ?

雷は、その特性上、高いモノに落ちる特性を持っています。
広い場所にポツンと人間が突っ立っていたりすると
非常に危険なわけですね。
運動場で落雷が起きて、なんて話は聞いたことが
ある人も多いのではないでしょうか。

あれは、広い場所に人間が立っていて、
結果的に人間が一番高いモノになってしまっているため、
人間に雷が落ちてしまう、というかたちになります。

基本的な話をすれば「高いところに落ちやすい」ということです。

では、どのような場所が危険なのか、
それを一つ一つ見ていきましょう。

①広い場所

広い場所は、とても危険です。
理由としては、”人間が一番高いもの”になってしまうからです。
雷は基本的に高いものに落ちます。
そのため、運動場だとか、広い場所に人間が立っていれば、
その周辺で一番高さの高いモノは人間になってしまいます。

もちろん、周囲に街灯などもあるかもしれませんが、
それでも、広々とした場所にポツンと人間が立っていれば、
その人間に雷が落ちる可能性は高くなります。

そのため、広い場所には、
雷が鳴っている間はなるべく近寄らないようにすること、
もしもその場にいるのであれば、なるべく早く安全な場所に移動
することを心がけてください。

運動場、ゴルフ場、テニスコート、海辺、平野、プール、
建物の屋上、イベント会場、田んぼなどなど、
こういった場所は落雷がある場合、
とても危険です。
できうる限り、近寄らないようにすることが大切です。

広い場所でのスポーツやイベントの最中に雷が鳴ってきた場合は
イベントやスポーツに参加している人間の安全性を考えて
イベントやスポーツの運営が、しっかりと状況判断をし、
参加者を安全な場所に避難させるなどの対策が必要です。
もしも落雷で人が犠牲になりでもしたら、それは主催者の
責任も免れることはできません。

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②高い場所

雷は高いものに落ちます。
そのため、高い場所にいれば、当然ながら、
雷が人間に落ちる可能性は、非常に高くなります。
気を付けるべき場所としては
屋上や屋根の上、山の山頂などでしょうか。
展望台のような場所も、屋内で無い場合は危険です。

こういった場所にいると、人間が一番高いものになってしまいますし、
落雷する危険性が非常に高くなってしまうので、
注意が必要です。

例えば、大雨が降っていて、家の屋根が雨漏りした!
などの場合に、ついつい屋根を見に行きたくなってしまう
気持ちは分からなくもないですが、
雷が鳴っている最中に屋根の上に登る、ということは
非常に危険な行為です。
それに加えて、傘などをさしている場合は、
さらに雷が落ちる可能性をあげてしまいます。
どんなに屋根の状態が気になったりした場合でも、
雷が落ち着いてからにすることを強く推奨します。

③木の側

木に雷が落ちることはよくあることです。
これは、先ほどから書いている通り、
木は、周辺のものよりも”高い”ことが多いので、
高いところに落ちる性質を持つ雷が落ちることは
何ら不思議なことではありません。

そうなると、木の側に隠れていれば安全ではないか?
と思う人も居るかもしれません。
小さな木でなければ、人間よりも
”背が高く”なりますからね。

ですが、それは間違いです。
木の側には、雷が落ちる可能性があります。
厳密に言えば、雷そのものではなく側撃雷というものが
襲い掛かります。
そのため、激しい雷雨の際に、木の側に避難した人が
雷に打たれてしまった…
なんてことは実際に起きていることです。

これは、雷が落ちた場所の周囲に起きる放電現象で、
木から近くのものに、それが落ちることがあります。
つまり、雷そのものに直撃するわけではないのですが、
木の側にいることで、雷が落ちた地点から放たれた
側撃雷に人が打たれてしまうことがあるのです。

この側撃雷でも、人間が命を落とすことは
ありますので、
”木の側に行ってはいけない”というのは
こういうことから言われていることです。
くれぐれも、雷が鳴っているタイミングで、
木の側に移動するようなことがないように
気を付けてください。

④避雷針

避雷針。雷から建物などを守るために、高い建物に
設置されていることが多いものです。
この避雷針は雷を呼び込み、その電流を地面に逃がすことで
建物などへの被害を避ける仕組みです。

そのため、雷が落ちやすい場所の一つでもあります。
避雷針は高いモノに落ちる、という雷の特性を
利用して、高い建物の屋上部分などに設置
されていることが多いです。

避雷針の近くに人間がいることはまずないと思いますから
気にする必要はありませんが、
万が一、落雷時に避雷針の側にいる場合は、
すぐに離れるようにしてください。

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⑤尖っているもの

尖っているものが悪いわけではないのですが、
結果的にとがっている部分が高くなってしまうために
雷が落ちやすくなります。

例えば、同じ身長の人間が、一人が傘をさして、
一人が傘をさしていない場合、
傘をさしている方の人に雷が落ちます。

また、ビーチパラソルの突起部分など、
そういう部分も危険なので、注意しましょう。
とにかく、低く、低くすることで、雷が落ちる可能性を下げることが
できます。

落雷時に危険な場所にいる場合は?

以上の場所が、雷の落ちやすい場所になります。
つまりは「周辺の一番高いモノに落ちることが多い」ということです。
なので、当然高い場所は危険ですし、
自分が一番高いものになってしまう広い場所なども危険だということです。

もしも、雷が鳴り始めた際に危険な場所にいる場合は、
なるべく早く移動することを心がけてください。

どうしても近くに安全な場所が無い場合の対処方法として
「近くにある高い物体を45度以上の角度で見上げる範囲で、
その高い物体から4メートル以上離れた部分に退避、
なるべく姿勢を低くして、持ち物も含めて、
とにかく低い姿勢にすること」が、身を守る方法のようです。

また、この際に、最低でも木の枝、幹などを全て含む
箇所から2メートル以上は離れるようにすることが
推奨されています。

平地で、付近に本当に何もなく、どうにもならない場合は
とにかく姿勢を低くするしかないのですが、
近くに雷が落ちた場合、直撃していない場合でも
痛みやしびれ、やけどなどが発生する場合もあります。

まとめ

雷が落ちるのは「高いもの」です。
その周辺で一番高いモノが最も危険な地点になります。
ただ、木の話もそうですが、
高いモノに落ちたから安全、というわけではなく、
その落ちた地点から、電流が周辺に放たれたりすることも
あるので、木の下などに隠れることは絶対に
してはならないことなのです。

可能であれば、一番確実なのは、頑丈な建物の中に
避難することです
が、もしも屋内に避難できない様な状況にいる場合は
出来る限り安全な場所に移動するように
心がけておきましょう。

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