家に落雷が発生するとどうなる?起きる可能性のある被害とは?

夏場を中心に増える「雷」

家の中にいれば基本的には安全性は高いですが、
「雷が家に落ちてしまうのではないか」と
不安に思う人もいると思います。

実際に、住宅に雷が落ちることは、
あり得ることであり、
毎年、落雷による被害を受けている家も
存在することは事実です。

確率としては非常に低いことは確かなのですが
土地柄や、運の問題で、家に落雷が発生してしまうことも
「ある」というのが現実ですね。

では、もしも万が一、自分の家に落雷が
発生してしまった場合は
どのようなことが起きる可能性があるのでしょうか。
その点について、解説していきます。

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最悪のパターンと最良のパターン

まぁ…「最良」はそもそも自宅に雷が
落ちないことが最良ですが、
万が一雷が落ちてしまった場合で、
その中でも「最良」と言えるパターンは
「特に被害なし」のパターンです。

家に落雷が直撃=家が一瞬にして爆発!みたいな
イメージもあるかもしれませんが
必ずしもそうとは限らず、
落雷が落ちても、目立つ被害が生じないケースもあります。

こればっかりは本当に家の環境や運次第になりますが
落雷が発生しても、雷が壁などを伝い、そのまま
地面に流れた場合は、特に何の被害も発生しない場合もあります。

逆に最悪のパターンとしては、やはり「火事」ですね。
イメージしている通り、落雷によって火災が発生してしまう
ケースは実際にあることです。
日本中の「家の数」から、「年間の落雷による火災の数」を
計算すれば、相当低い確率であることは事実ですが、
それでも「その低い確率」によって、被害を実際に受けている家が
あるのも事実です。

では、”家に落雷した場合に起きる可能性のあること”を
それぞれ詳しく解説していきます。

何も起こらない可能性もある

落雷した場合の最良のケースとして
紹介した通り
”何も起こらない”可能性も十分にあります。

何も起こらないなら、起こらないで
それに越したことはないですよね。

ただし、落雷が生じた場合は
何らかの被害が発生する可能性も
極めて高いために、
(あくまでも自分の家に落雷が発生した場合の話です)
もしも落雷を受けても無傷の状態だったのであれば、
それはラッキーだった、と言えます。

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停電が発生する可能性

落雷によって停電が発生する可能性もあります。

停電の原因としては、いくつか考えられますが、
原因によっては、厄介なことになる可能性もあります。

例えば、ブレーカーが落雷により誤作動を起こして
落ちてしまった場合に関しては、
これは、ブレーカーを上げることにより、
復旧する可能性が高いですが、
近くの電線など、送電自体に影響が出るような被害が
出た場合に関しては、復旧まで時間がかかる可能性があります。

また、落雷により一時的に地域一体が停電
(原因はその都度異なります)することもあり、
これも、原因次第では時間がかかることがあります。

自宅で、家電製品などが落雷によって
ダメージを受けてしまい、漏電などが発生してしまった場合も、
ご自宅のブレーカーの「漏電ブレーカー」と呼ばれる部分が
落ちて、停電に至る可能性もあります。

停電してしまった場合は、ブレーカーを確認し、
異常が無ければ、復旧まで待つしかありません。
基本的には復旧までの時間は短いケースが多いですが
送電設備関係にトラブルが起きた場合は
時間がかかる可能性もあります。

家電製品の故障やダメージ

家に対して落雷が発生すると
家電製品が故障したり、
ダメージを与えたりする可能性もあります。

”コンセントに接続している”家電製品は、
落雷によって、雷サージと呼ばれる現象が発生し、
故障してしまう可能性があります。

最悪の場合は、そのまま使うことが出来なくなり
買い替え、ということはよく起きることなので、
雷が鳴り始めたら、「どうしても使わないといけないもの以外」は
電源を切り、コンセントを抜いておくことをおすすめします。

この時大事なことは「電源を切るだけではダメ」と
いうことです。
コンセントからコードもしっかりと抜いてください。

また、落雷以外にも、停電が発生するなどして
急に電源が切断されることになると
故障するリスクのある家電(パソコンなど)もありますので
この点も注意をするようにして下さい。

火災が発生する可能性

毎年、必ず何件かは、雷による(と思われる)火災が
発生しており、落雷により火災が発生してしまう可能性は
決して0ではありません。

全体の家の数からすれば、
可能性としては本当に低いパーセントでは
あるのですが、それでも「0」ではない、ということですね。

とは言え、こればっかりは本当に
どうにもできません。
雷の少ない地域に住む、だとか
そういう対策はあるにはありますが
「雷対策のために引っ越しします!」なんて
現実的にはなかなかできませんから、
備えるにしても、限界がある、ということは
残念ながら一つの事実になります。

いざという時のために「万が一火災が発生したらどうするか」を
少しでも良いので、頭の中で考えておくと、
良いかもしれません。
(何の知識もないと、あたふたするだけになってしまいますからね)

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人的被害が発生する可能性

家に落雷が発生してしまった場合、
人的被害が発生してしまう可能性も十分にあります。

確かに、雷が鳴り始めたタイミングでは
”屋内に避難する”ということは正しい行動であり、
外にいるよりも、家の中にいたほうがはるかに安全です。

基本的には、家の中にいれば
「ほとんどの場合」は安全であり、
人的被害に遭うような可能性は
パーセントで表示すれば、非常に低い確率です。

なので、過剰に恐れる必要は全くないのですが
それでも「稀に」人的被害が発生してしまうようなことは
事実としてあるので、それはお伝えしておかなくてはいけません。

例えば、先ほどもご紹介した「火災」が
発生してしまった場合に関しては
雷による直接的なダメージでなくても、
人的被害が発生してしまう可能性もありますし、
ベランダにいたり、窓を開けて窓際に佇んでいれば、
落雷によって、あなたが怪我をする可能性も
決して0ではありません。

と、いうのも、落雷はまっすぐ一直線に落ちるわけではなく
ジグザグと落ちるからですね。

そのため、”家の屋根の下”にいても、
窓を開けて窓際にいたりすれば、
怪我をする可能性もあります。

さらに、壁際や照明器具、水回りなどにおいても、
被害が発生する可能性がありますので、
雷があまりにも酷い場合に関しては、
こういった場所からある程度距離を確保するようにして、
家の中で過ごすことをおすすめします。

家の中にいる人間に対して人的被害が
発生するようなことは、本当に”ごく稀”な
話ではありますが、
その点は、注意しておくことをおすすめします。

絶対に家を守る方法はないの?

家自体を「100%」守る方法は
残念ながらありません。
極端な話、地球上で今の生活をしている以上、
かなりきびしいでしょう。

特に、家電製品へのダメージや停電などは
落雷が直撃しなくても発生するケースがあります。

直撃自体はほぼ100%ない、ぐらいの確率ですが、
それでも0.01%であっても
危険性を無くすことはできません。

そのため、過剰に不安がる必要はありませんが
雷が酷い場合は、家の中の危険な場所から離れ、
使っていない家電のコンセントを抜いておくなどの
”防御”をしておくことを、おすすめします。

まとめ

家自体に直撃してしまうことは、
ほとんどありません。

ただ、こればっかりは、逆に言えば
”家に落雷が発生すること”をどうにかする、というのも
難しいことです。

過剰に気にする必要はありませんが、
そういうことも世の中にはある、ということは
覚えておきましょう。

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