雷サージとは？落雷によって生じる異常な電圧！対策は？

雷サージという言葉を
聞いたことがあるでしょうか？

これは、落雷によって発生するもので
場合によっては、
家電製品を破壊する原因になってしまう
恐ろしいものなのです。

最近では「雷サージ対策」が行われた
テーブルタップなどを見たことがあるような
人もいるのではないでしょうか。

この雷サージとは
どのようなものなのか、
解説していきたいと思います。

雷サージとは何なのか？
まとめ

雷サージとは何なのか？

雷サージとは、
雷が落ちる瞬間に、
異常な電圧「異常高電圧」が発生し、
その発生した高い電圧の影響によって
過大な電流が流れ込むことを言います。

過大電流が流れ込んでしまうことにより
家電製品が故障してしまったり、
ということが起きてしまう、ということに
なりますね。

もの凄くいい加減に簡単に説明してしまうと
「落雷によって、大きな電気が流れ込んでくる」
というイメージで良いかと思います。
大きな電流が流れ込むことによって
家電が壊れてしまう可能性がある、
と、そんなイメージになります。

雷サージには2種類存在する

一言で雷サージと言っても、
雷サージにも”2種類”の雷サージが
存在しています。

その2種類とは
「直撃雷サージ」と呼ばれるものと
「誘導雷サージ」と呼ばれるもの、
この2種類になります。

この2種類の雷サージは
どのような点が異なるのか、
それを見ていきましょう。

まずは「直撃雷サージ」。
これは、名前の通り、雷が直撃したことに
よって発生する雷サージですね。
具体的に言うと、避雷針やテレビのアンテナ、
近くの電線や電柱などに雷が直撃して
その雷の電気そのものが建物に
流れ込んでしまうパターンです。

後述する誘導雷サージと比べても
そのエネルギーはすさまじく、
雷ガードのテーブルタップなどを
利用している場合であっても
家電製品が壊れる可能性があります。
（雷ガードつきの製品の一部には
書かれていますが”直撃雷を受けた場合は
耐えきれない”ので、その点は
注意しなくてはいけません）

そして「誘導雷サージ」というのは
こちらは近くの地面や木々などに
落雷が発生し、その周辺に発生した電圧が
電線等を伝わって家の中に
流れ込んでしまう現象のことです。
つまり、雷がご自宅に直撃していない場合でも
雷サージが発生する可能性は「０」ではない、
ということになるのです。

簡単に分けるのであれば
「直接的」か「間接的」か、みたいな
イメージで良いかと思います。

当然、直撃雷と比べれば
そのエネルギーは弱くなることが多いですが
それでも危険なことには変わりないので
家電製品の利用などには
注意をしたいところですね。

雷サージ対策はどうすれば？

雷サージに対する対策は
どうすれば良いのでしょうか。

何の対策をしなくても
大丈夫なことも多いと言えば多いのですが、
それでも、実際に雷サージによって
家電製品が故障してしまう、ということは
誰にでも起きる可能性のあることです。

そのため、できればある程度の対策を
しておけると良いですね。

原始的な方法にはなってしまいますが、
一番の対策としては
単純に「コンセントからコードを抜く」
ということですね。
家電製品が故障してしまうのを
防ぐためには、コンセントからコードを抜き、
電源とつながっていない状態にすれば、
雷サージによって家電が壊れることは
無くなります。

電源を切るだけで…と勘違い
している人もいますが、それでは電気が
流れてしまいますから
電源を切った上でコードを抜く、
というところまでやる必要があります。

それが出来ていれば、基本的には
家電製品の故障は気にしなくても
大丈夫でしょう。

ただ、なかなかすべての家電の
コードを抜くのは難しい場合も
あると思いますから、
その場合の対策として
「雷ガードのタップ」などを利用する、
ということになりますね。

ELPA エルパ電源タップ LEDランプスイッチ付タップ耐雷サージ機能付

雷ガードのタップに関しても
１００％雷をガードしてくれるわけでは
ありません。
上で書いたような直撃雷サージには
耐えられませんし、
誘導雷サージであっても
雷ガードの能力
（商品パッケージの裏などに具体的に
耐えられる電圧が記載されているものもあります）を
超えた場合は、耐えきることができずに
その家電製品は破壊されることになります。

そのため、絶対大丈夫だ！と過信してしまうことは
ＮＧですが、
それでも何もしないよりかははるかにましですから
大事な部分に関しては
雷ガードがついているタップを
しっかりと利用することをおすすめします。