バイトの面接で「雷恐怖症です」と伝えるとどうなる？

雷恐怖症の方にとっては、雷はとても怖いモノだと思いますし、
雷が鳴っている時、あるいは鳴りそうな時には
絶対に外を歩きたくない！と、いう人も多いと思います。

しかし、アルバイトをするとなると
どうしても、バイトの時間の直前に雷が鳴っていたりした場合、
雷の中、外を移動したりしなくてはならない場面も
出てくるかもしれませんし、
そもそも、バイトの仕事に”外”でするものがあった場合は、
外に出ることになってしまいます。

そうなってくると、雷恐怖症の人にとっては
辛いものですよね。

しかし、バイトをする際に、バイトの面接で
”雷恐怖症なので…”と伝えると、
なかなか”厳しい”のも事実です。

店長として、実際にバイト面接をし、
採用する人を選んだりした経験をもとに、
”雷恐怖症であることを伝えるとどうなるのか”を
解説していきたいと思います。

残念ながらマイナスになる
1. 雷に理解がある店長でもダメ？
2. どうすればいいの？

残念ながらマイナスになる

面接の最中に”雷恐怖症”であることを
素直に面接担当者に打ち明ける…と、いうことは
面接の担当者からしてみれば”助かる”ことであるのは事実です。

そうだとは知らずに採用してしまって
”今日は雷が酷いので遅れます”だとか、
”今日は雷が酷いので休みます”と、いきなり言われると
バイト先としても困ってしまいますから、
採用する側としては先に言ってもらった方が断然良いです。

しかしながら、”助かる”のと同時に
雷恐怖症であることを、面接中に言われれば、
雷恐怖症の皆さんにとってはとてもつらいことだとは思いますが
”マイナス評価”に（その部分に関しては）なることは
事実です。

”雷の時には遅刻するかもしれません”と、いうことになれば
当然、”仕事上”では壁になってしまいますし、
雷恐怖症ではない人を採用した方が、
採用する側としてはそういう心配はなくなるわけですから、
その点は、想像はつくと思います。

ですので”雷恐怖症であることは、採用する側としては
事前に教えてほしいけれど、評価としてはマイナスになる”
ということが現実になります。

雷に理解がある店長でもダメ？

面接担当の相手（社員や店長など）が
雷の恐怖心に対する理解があった場合でも、
やはり評価がマイナスになってしまうのかどうか。

この点に関しては、
私自身、雷は得意ではなく、
雷が鳴りそうな日は、出勤時間を早めるなどして
上手く回避したりするぐらいには、
雷は得意ではありません。
帰りの時間に雷が鳴っている時も、近くの建物でしばらく様子を
見るなどした経験もあります。

ですので、”雷の時はバイトに来れない”と言いたくなる人の
気持ちは私自身、とてもよくわかりますし、
理解もできるのですが、
それでも”採用する側の立場”からしてみると、
気持ちは分かっても、評価としては落とさざるを得ない、
というのが実情で、
雷恐怖症であるということを伝えれば、
残念ながら採用される可能性は下がってしまいます。

やはり、採用する側は”人員確保”を最優先に考えなければいけませんし
”自分も雷は苦手だから、その気持ちは分かる”として、
その人を採用してしまうと、
最終的には、雷でその人が休んだりした場合、面接をした自分自身
（社員や店長）が穴埋めをすることになってしまう可能性もあれば、
自分以外の社員やバイトに迷惑がかかってしまう可能性もあるので、
私情は別として、採用する人間を選んでいく、というのが
店長や社員など、バイト面接で採用する側の仕事です。

そのため、仮に店長や社員など、面接を担当する相手が
雷が苦手だったとしても、だからと言って
”可哀想だから採用してあげよう”ということには
なかなかならないのです。
後でその穴埋めを他のバイトがすることになれば、
当然、”何であの人を採用したんですか？”みたいなことまで
聞かれ始めてしまい、どんどん悪い空気になってしまうようなことも
考えられます。

そのため、店長や、そのバイト先の責任者など、
ある程度の立場の人間が雷に対する恐怖に理解があったとしても、
だからと言って”採用しましょう”とは、なかなかならないのも事実で、
雷が怖い身からすると苦しい現実ですが、
雷恐怖症を隠されても困りますし、かと言って、
面接でそれを伝えられても、なかなか職場として
そこまで配慮するのは難しい、というのが事実になってしまいます。